【関連】モーニング娘。’14が改名後初ステージ ハロプロ2014年新春公演の模様
世代交代が言われているAKB48。昨年は、篠田麻里子、板野友美、秋元才加、河西智美など初期からグループを牽引してきたメンバーが卒業し、島崎遥香、川栄李奈、 入山杏奈らの次世代エースと呼ばれるメンバーの露出が増えたが、辻氏が注目するAKBメンバーは「なんと言っても“三銃士”と言われるメンバー」と語る。“三銃士”とは、2012年5月に14期生としてAKB48に加入した小嶋真子、岡田奈々、西野未姫の3人だ。
すでにファンの間では人気に火がついているメンバーではあるが、今年はメディアへの露出と一般的な知名度もアップしそうだ。
そして、気になるところはメンバーの卒業だ。大島優子が昨年末の紅白歌合戦で卒業を発表したが、こうした世代交代の流れのなかで、辻氏は「今年は卒業メンバーが増えてくるでしょう。それがグループの新陳代謝を高めてさらに活性化にも繋がってくる」と予想する。
48グループ全体としては、2月に名古屋ドーム2DAYS公演を行うSKE48が「今、一番勢いがある」と評価する辻氏。
もうひとつの代表・ももクロも昨年元日に目標に掲げた国立競技場でのライブを今年3月にAKB48よりも早い日程で実現するなどこちらも勢いがます一方だ。そして、ももクロを輩出する芸能事務所・スターダストプロモーションには彼女たちに続く次世代アイドルクループが多く存在するが、なかでも辻氏は「私立恵比寿中学(略称:エビ中)の動向には注目したい」と語る。
昨年12月にメジャーデビュー1年7ヵ月という史上最速でさいたまスーパーアリーナでの単独ライブを成功させているエビ中だが、年末に瑞季、杏野なつ、鈴木裕乃の3人がグループからの脱退(転校)を発表しており、辻氏は「3人の脱退がどう今後に影響するのか、そして新メンバーが入るのかどうか…」と説明する。 そして、今年改名したモーニング娘。
その他に辻氏がすすめるひとつがBABYMETALだ。さくら学院から派生した「アイドルとメタルの融合」をテーマに結成されたメタルダンスユニットで、年末に千葉・幕張メッセワンマンライブを実施。4月には日本武道館2DAYS公演も決まっている注目株で「音楽性がとても評価されていて、純粋なアイドルかどうかは分かりませんが、アイドルファン以外の層からの支持を集めている面白いユニットですね」と話す。
そして9nineにも注目する辻氏。
“アイドルブーム”と言われるなかで、各ユニットは飽きさせたないために新陳代謝を繰り返し、また多様化したユニットが続々生まれてくる…。日本武道館クラスでライブ興行を行うグループが増えているというのは、CDが売れない時代、音楽業界としてはうれしい動向でもある。