トム・クルーズ映画、ヒロインのキャスティングが絶妙 (2015年9月5日)

トム・クルーズ主演の映画『ミッション：インポッシブル／ローグ・ネイション』（以下、ローグ・ネイション）のレベッカ・ファーガソンが、脚光を浴びている。映画そのものも絶賛を受けているが、レベッカへの評価はとりわけ高く、それまで国際的にはほぼ無名だった彼女は、たちまちホットなハリウッドスターの仲間入りをしたのだ。【関連】「レベッカ・ファーガソン」フォトギャラリー レベッカは、『ローグ・ネイション』の撮影後、メリル・ストリープと共演するスティーブン・フリアーズ監督作『Florence Foster Jenkins（原題）』を撮影。『ローグ・ネイション』が大ヒットした直後に、テイト・テイラー監督のスリラー『The Girl on the Train（原題）』への出演が決まっている。共演は、トム・クルーズ主演作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のヒロイン、女戦士リタ役を演じたエミリー・ブラントだ。 『ローグ・ネイション』のタフなヒロイン、イルサ役には、多くの有名女優が興味を示したと、クリストファー・マッカリー監督は語っている。このキャスティングには長い時間がかかったが、プロデューサーも兼任するトムとクリストファーは、レベッカが送ってきた5分のオーディション映像を見た時、すぐに『この女優だ』と思ったという。 すでに誰もが知っている大スターよりも、実力と魅力を兼ね備えたニューフェイスを起用するのは、トムが以前から得意とするところ。『M：I－2』のタンディ・ニュートンや、『M：I－III』のミシェル・モナハンも、まだハリウッドでは知名度が低かったにも関わらず、この人気シリーズに大抜擢されている。 そして、現在製作準備中の『アウトロー』続編では、カナダ人女優コビー・スマルダーズがヒロインの候補に挙がっているとの噂だ。スマルダーズは『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』や『アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン』のマリア・ヒル役で出演しているが、トムのお相手役を演じるとあれば、大きなステップアップとなるだろう。 トムはまた、『ミッション・インポッシブル』6作目の準備にも入っており、早ければ来年夏にも撮影を始めようとしているらしい。次は、どんなヒロインが登場し、どんな女優がサプライズを見せてくれるのか。そんな期待を抱かせてくれるのも、トムのプロデューサーとしての手腕を証明と言っていい。（文：猿渡由紀）

トム・クルーズ映画、ヒロインのキャスティングが絶妙

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