女優の波瑠が主演を務める『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)の初回が19日に放送された。これまでクールビューティーな役が多かった波瑠の新境地ともいえる“熱血刑事”役に対し、「新鮮」「意外性があって面白い」と、好評の声が多く寄せられている。
また、取り調べのシーンに登場した、人気アニメ『名探偵コナン』に関するセリフが話題となっている。

【写真】『未解決の女 警視庁文書捜査官』制作発表記者会見

 原作は麻見和史の小説『警視庁文書捜査官』(角川文庫)。脚本は、波瑠の出世作である連続テレビ小説『あさが来た』を手がけた大森美香だ。
 
 直感だけを頼りに突っ走る熱血刑事・矢代朋(波瑠)が配属されたのは、文書整理をする窓際部署「特命捜査対策室」第6係。そこで出会った、文章から書き手の性格を読み取る頭脳派刑事・鳴海理沙(鈴木京香)とバディを組み、“文字”を糸口に未解決事件を捜査していく。

 第6係に持ち込まれたのは、連続変死事件の被害者である女性二人の「遺書」。その恋人でフリーライターのMizuki(風間俊介)は1日も早い犯人逮捕を望んでいる。その後の捜査で、Mizukiが、10年前に密室で殺された人気ミステリー作家・嶋野泉水(中山美穂)のゴーストライターだったことが分かり、事件は意外な方向へ…。

 主演の波瑠は、正義感と情熱を武器に、なりふり構わず事件解決に奔走する熱血刑事役。これまで『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ・カンテレ系)や『BORDER』(テレビ朝日系)などクールな役柄が多かっただけに、「意外性あって面白い」「すんごい新鮮だなぁ」といった声がネット上であがった。

 劇中、人が苦手という理沙が、朋にワイヤレスのイヤホンを渡し、代わりに取り調べを頼んだシーンが登場。朋が「またこの、コナンくん形式ですか?」と言いながら、手で蝶ネクタイの形を作った場面に、『名探偵コナン』のファンは驚き。
「まさか自分で言うとは」「テレ朝なのにコナン出してくる」とザワつかせていた。『名探偵コナン』では、コナンが探偵・毛利小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型の変声機で小五郎になりすまして謎解きをする有名なシーンがある。
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