◆プロボクシング ▽世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)4団体統一タイトルマッチ12回戦 統一王者・井上尚弥―WBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人(5月2日、東京ドーム)

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33)=大橋=に挑むWBA、WBC&WBO世界同級1位・中谷潤人(28)=M・T=が23日、相模原市内の所属ジムで世界戦に向けた練習を公開した。大橋ジムからは大橋秀行会長(61)を始め、父の真吾(54)、北野良(46)、鈴木康弘(38)、太田光亮(37)の4氏トレーナーが訪問。

異例とも言える総勢5人で、中谷の公開練習を視察した。

 「動画よりも直接見る方が全然(印象が)違う」と、ビッグバンがリング上でシャドーボクシングを始めようとすると、リングサイドに大橋会長、真吾氏、3人のトレーナーがコーナーに陣取って中谷の動きをつぶさにチェックした。ミット打ち、フロアに降りてのサンドバッグ打ちと軽快な動きを見せた挑戦者に、大橋会長は「汗も出ていて、調子はすごく良さそう。足の筋肉の付き具合がいいね。尚弥も調子良かったし、2人とも調子はすごく良い」とうなった。中谷は2015年のデビュー前後に大橋ジムへ出稽古に来たことがあるそうで、「(後に世界3階級制覇王者となった)八重樫(東・現トレーナー)と練習していたが、当時とは全然違う。貫禄が出てきた」という。

 中谷は昨年12月、スーパーバンタム級で、かつて尚弥のスパーリングパートナーを務めたセバスチャン・エルナンデス(メキシコ)と対戦。中盤、相手の反撃を許す展開となったが、「それがエルナンデスの持ち味なんだが、相手にその持ち味を出させて判定勝ちしたということは大きい」と大橋会長。当時と比べ「体も大きい、背も高い、足の筋肉も付いた。厳しい練習をしてきたんだろう。左ストレート、左アッパーなど、全部怖いパンチを持っている」と警戒した。

 20日に尚弥が公開練習を行ったが、その際、大橋会長は「中谷の出方は9割方分かっている」と話していたが、この日は「今日で95%、分かったかな」とニヤリ。尚弥、中谷とも共通して言えることは「2人とも楽しそうだな」と思えることだという。「だから、最高のコンディションで臨んでもらいたい。この前の尚弥が最高、今日の中谷も最高。100%で試合に臨んでもらえるのが楽しみ」と話していた。

 戦績は井上が32戦全勝(27KO)、中谷が32戦全勝(24KO)。

 興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino ペイ・パー・ビュー(PPV)」で独占生配信される。

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