昔から、通りがよく深みのある「いい声」というものにあこがれていて、声の素敵な人に出会うたびに、「うらやましい!」と思っていたものだった。でも、まだあきらめるのははやかった! 9月に発売された『幸運を呼ぶ魔法の声を手に入れる方法』(角川書店 @kadokawashoseki)によると、年齢に関係なく声を変えることは可能だというのだ。
「声は、実は少し変える意識をすれば、劇的に変化します。そして、それはあなたの運命をも左右するかもしれません」(本書より)
本書は、無理やり声を変えるということではなく、レッスンを通じて、「本当の自分の良い響きの声」「自分にとって一番自然な発声・自分らしい良い声」を見つける手助けをしてくれるものだ。
著者は、プロのシンガーから役者まで、数多くのヴォイストレーナーとして活躍している桐ヶ谷ボビーさん。編集担当は角川書店の津々見さん。桐ヶ谷さんは、CMソングや、メロディをつけたりして企業名や商品を伝えるCMのサウンドロゴも手がけている。「JR東海」や「センチュリー21」「紀文」、花王の「バブ」などだそうで、聞いたことのあるものばかり!
なんとも興味ある内容だったので、津々見さんに本書についてうかがってみることに。
「ある日、私が書籍を担当している銀色夏生さんから、『おもしろそうな人がいるから会ってみる?』と言われて紹介されたのが桐ヶ谷さんです。桐ヶ谷さんとの会話の中で、『ほんの少しだけ声の出し方に意識を向ければ、もっと幸せな人生が開けるのに、声に無頓着な人ばかりでもったいない』という話をもとに、本の企画を進めていただくことになりました」
本書は6章立てのレッスンで構成されている。くぐもった声をクリアーに変える「良い響き」、広がりのある表情豊かな「心地の良い高い音」の出し方や、落ち着いた響きを出すための「深み」のつけ方、正しい発声に必要な「姿勢」や「呼吸」のやり方など、レッスンは場所をとらずに数分でできるものばかり。レッスンのステップが女の子のイラスト付きで紹介されているのも、とってもわかりやすい。
「読者が本の中のキャラクターと一緒に何かを得られるような展開にしたかったので、キャラクター造形にはかなり苦労して、何十人ものイラストレーターさんの候補を、デザイナーと一緒に長い時間をかけて検討しました。起用させていただいた黒瀧顕(くろたき あきら)さんには、サンプルでいくつかのキャラクターを描いてもらったのですが、この女の子(社内では“かりあげちゃん”というコードネームで親しまれています)のラフをいただいた瞬間、本書をどの方向に進めていけばいいのかわかった! と盛り上がりました。
皆の心を一つに! “かりあげちゃん”スゴい。
「レッスンは、実際に何度も桐ヶ谷さんに実践していただき、それをスケッチしてイラストに描き起こすという大変な作業でしたが、かりあげちゃんのひょうひょうとしたキャラクターに随分助けられたように思います」
第一印象をマイナスに受け取られてしまったり、自分の意見がうまく伝わらない、人と話すのが苦手、会話の輪に入っていけない……、そんな日常の悩みも「声」が原因かもしれないと本書では書かれている。
「桐ヶ谷さんは、本当に大切なのは付け焼き刃の『話し方』ではなく、体の奥底から響く、その人らしい『声の響き』そのものだと言います。本当の自分の声を見つけること。それが、ひいては本当の自分を見つけることにつながっていくというのです」
最後に津々見さんから。
「日常がなんとなくうまくいかない、つまらない、こんなはずじゃない……。そういうことって人生の局面で多々あると思いますが、きっと小手先の方法論では、解決しないと思うのです。本書は、こういうやわらかななりをしていますが、かなり本質を突いていますので、読む人にきっと、ガーンとするような気づきが訪れるのではないか、と思います」
この『幸運を呼ぶ魔法の声を手に入れる方法』で、自分の中の本当に魅力ある声を探してみませんか?
(dskiwt)
「声は、実は少し変える意識をすれば、劇的に変化します。そして、それはあなたの運命をも左右するかもしれません」(本書より)
本書は、無理やり声を変えるということではなく、レッスンを通じて、「本当の自分の良い響きの声」「自分にとって一番自然な発声・自分らしい良い声」を見つける手助けをしてくれるものだ。
著者は、プロのシンガーから役者まで、数多くのヴォイストレーナーとして活躍している桐ヶ谷ボビーさん。編集担当は角川書店の津々見さん。桐ヶ谷さんは、CMソングや、メロディをつけたりして企業名や商品を伝えるCMのサウンドロゴも手がけている。「JR東海」や「センチュリー21」「紀文」、花王の「バブ」などだそうで、聞いたことのあるものばかり!
なんとも興味ある内容だったので、津々見さんに本書についてうかがってみることに。
「ある日、私が書籍を担当している銀色夏生さんから、『おもしろそうな人がいるから会ってみる?』と言われて紹介されたのが桐ヶ谷さんです。桐ヶ谷さんとの会話の中で、『ほんの少しだけ声の出し方に意識を向ければ、もっと幸せな人生が開けるのに、声に無頓着な人ばかりでもったいない』という話をもとに、本の企画を進めていただくことになりました」
本書は6章立てのレッスンで構成されている。くぐもった声をクリアーに変える「良い響き」、広がりのある表情豊かな「心地の良い高い音」の出し方や、落ち着いた響きを出すための「深み」のつけ方、正しい発声に必要な「姿勢」や「呼吸」のやり方など、レッスンは場所をとらずに数分でできるものばかり。レッスンのステップが女の子のイラスト付きで紹介されているのも、とってもわかりやすい。
「読者が本の中のキャラクターと一緒に何かを得られるような展開にしたかったので、キャラクター造形にはかなり苦労して、何十人ものイラストレーターさんの候補を、デザイナーと一緒に長い時間をかけて検討しました。起用させていただいた黒瀧顕(くろたき あきら)さんには、サンプルでいくつかのキャラクターを描いてもらったのですが、この女の子(社内では“かりあげちゃん”というコードネームで親しまれています)のラフをいただいた瞬間、本書をどの方向に進めていけばいいのかわかった! と盛り上がりました。
それ以降スタッフ全員が、かりあげの旗の下に一つになったという感じです」
皆の心を一つに! “かりあげちゃん”スゴい。
「レッスンは、実際に何度も桐ヶ谷さんに実践していただき、それをスケッチしてイラストに描き起こすという大変な作業でしたが、かりあげちゃんのひょうひょうとしたキャラクターに随分助けられたように思います」
第一印象をマイナスに受け取られてしまったり、自分の意見がうまく伝わらない、人と話すのが苦手、会話の輪に入っていけない……、そんな日常の悩みも「声」が原因かもしれないと本書では書かれている。
「桐ヶ谷さんは、本当に大切なのは付け焼き刃の『話し方』ではなく、体の奥底から響く、その人らしい『声の響き』そのものだと言います。本当の自分の声を見つけること。それが、ひいては本当の自分を見つけることにつながっていくというのです」
最後に津々見さんから。
「日常がなんとなくうまくいかない、つまらない、こんなはずじゃない……。そういうことって人生の局面で多々あると思いますが、きっと小手先の方法論では、解決しないと思うのです。本書は、こういうやわらかななりをしていますが、かなり本質を突いていますので、読む人にきっと、ガーンとするような気づきが訪れるのではないか、と思います」
この『幸運を呼ぶ魔法の声を手に入れる方法』で、自分の中の本当に魅力ある声を探してみませんか?
(dskiwt)
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