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由紀さおり「1969」はなぜ海外で大ヒットしたのか

「美しいメロディーの曲に出会えたことが大きい。それを本物の楽器で演奏し、由岐さんが丁寧に歌い上げた。小手先の技術に走った薄っぺらい曲があふれる分、聴衆は本物に飢えている」(トーマスさん/朝日新聞2012年1月18日より)

いわば日本人すら忘れていた、昭和の歌謡曲にこめられたメロディーを、アメリカ人のアーティストが独自の価値観ですくい上げて、由紀さんの美声に載せて世界に発信したという感じでしょうか。それがデジタル配信で世界中のリスナーに届けられ、その思いが共振して大ヒットを記録。まさに21世紀という感じです。

ただ、トーマスさんは1970年生まれで、僕と同世代なんですよね。つまり1969年ってトーマスさんが生まれる前年なんです。でもって1969年に発売された、由紀さんのデビューアルバム「夜明けのスキャット」を中古レコード店でジャケ買いしたのが、10年ほど前の夏だったとか(同紙より)。つまりトーマスさん32歳(たぶん)の夏! 

その後もアイディアを温め続け、2007年に「タ・ヤ・タン」を自分のバンドでカバー。それが縁で由紀さんサイドとつながり、「1969」にこぎつけたとか。やっぱり人間、諦めないことが大事なんでしょうかね......。なーんて、聴く人でいろんな感想があるに違いない「1969」です。特にコンテンツ業界に携わる人は必聴ではないでしょうか。

ちなみに30年来の由紀さおりファンの知人に言わせると、ベストの楽曲は「手紙」なんだとか。「由紀さおり Complete Single Box」に収録されており、共にダウンロード配信中です。「1969」で興味を持たれた方は、こちらもあわせてどうぞ。
(小野憲史)

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