『イッテQ!』や『スカッとジャパン』などの印象から、すっかり司会者のイメージが板に付いたウッチャンナンチャンの内村光良。
しかし、デビュー当時の彼は今とは異なり、運動神経をウリにした芸人でした。20代の頃は『ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!』で、「ウッチー・チェン」「テルース・リー」という、ジャッキー・チェン、ブルース・リーのパロディキャラに扮し、スタントなしでキレッキレの体術を披露していたものです。

そんなウッチャンも、今や52歳。かつての身体能力はすっかり鳴りを潜め、『イッテQ!』の「お祭り男SP」で丸太渡りにチャレンジした際などは、あまりの出来なさ加減に「20年前に戻りてぇ…」とボヤいていました。彼が“肉体派芸人”として、最後の輝きを放ったのは、まさにそんな20年ほど前となる1999年8月。『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』において、ドーバー海峡横断を達成した瞬間でしょう。

素人の寄せ集めでドーバー海峡横断に挑んだ


『電波少年』でお馴染みの“Tプロデューサー”こと土屋敏男氏がプロデューサー兼演出家を務めていただけあって、『ウリナリ!!』は様々な無理難題を『電波少年』とは違う形で、タレントへふっかけていく番組でした。
中でも、特に過酷を極めたであろう企画が『ドーバー海峡横断部』です。

ドーバー海峡は、イギリスとフランスを隔てるイギリス海峡の最狭部。直線にして34kmという極めて短い距離での国境越えが可能なため、世界中のスイマーが憧れる海として知られています。