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「いだてん」ベルリンオリンピックを好きになれないまーちゃん、ハリマヤ足袋の快挙に歓喜する四三35話

       
ところで、第35話では、1961年の秋、古今亭志ん生(ビートたけし)の弟子の五りん(神木隆之介)が、いよいよ自分の両親の足取りをたどるべく、ハリマヤ製作所を訪ねていた。五りんの祖母がシマであることはすでに判明しているが、とすれば、りくは彼の母親ということになる。では、父親は一体誰なのか? そういえば、ベルリンオリンピックのさなか、りくは小松のため初めて足袋をあつらえていたが、このとき二人の楽しそうなやりとりから察するに、もしや……。いや、予想は野暮だ。今後の展開を黙って見守ることにしよう。
「いだてん」ベルリンオリンピックを好きになれないまーちゃん、ハリマヤ足袋の快挙に歓喜する四三35話
イラスト/まつもとりえこ

「いだてん」第35話キーワード事典


以下、第36話に出てきた事柄や人物について、事典風に説明を補足しておきたい。

田畑政治とベルリンオリンピック……田畑は80歳のときに刊行した回顧録のなかで、ベルリンオリンピックでのナチスの影響についても記している。以下のくだりなど、政治記者であった田畑の鋭い観察眼をうかがわせる。

《ベルリンの町には花がいっぱいあったが、その花にまじって赤地に黒のハーケンクロイツの旗がずらっと並び、突撃隊や親衛隊の制服の兵士がかっ歩して、私は、彼らのそぶりに政治的圧力を感じた。金と人とをふんだんに動員して、立派にさえやればよいという感じで、このようなナチの政治臭は致命的欠点といわれてもやむを得まい。気のせいか、重苦しく、とげとげしており、私個人としては少しも気持ちのよい大会ではなかった。オリンピックといえば、ベルリンでなくロサンゼルスに郷愁を感ずるゆえんである》(田畑政治『スポーツとともに半世紀』静岡県体育協会)

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「「いだてん」ベルリンオリンピックを好きになれないまーちゃん、ハリマヤ足袋の快挙に歓喜する四三35話」の みんなの反応 5
  • 匿名さん 通報

    >ヨーロッパ各国の選手団に対して、シベリア鉄道の運賃の割引や遠征費の補助も約束する。  ここまでしたのかと、驚きました。

    3
  • 匿名さん 通報

    >前畑は「私は好きになる。いまは好きじゃないけど、金メダルとったら好きになると思う」と力強く宣言するのだった  いよいよ、前畑がんばれですね。

    3
  • 匿名さん 通報

    >マラソンも生放送だったのは最初だけで、あとは朝から放送されたことは、「いだてん」で描かれていたとおりである。   今考えると、かえって不親切に感じる。

    3
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