カン・ドンウォン語る『新感染半島 ファイナル・ステージ』この映画にたくさんの愛情を注いでほしい

荒廃した“半島”を舞台に描くノンストップ・サバイバル・アクション『新感染半島 ファイナル・ステージ』

全世界の映画祭で大絶賛を浴び、韓国、日本をはじめ世界中で歴史的大ヒットを記録した『新感染 ファイナル・エクスプレス』。 その4年後の世界を描く『PENINSULA(英題)』が『新感染半島 ファイナル・ステージ』として2021年1月1日に全国で公開される。

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舞台は『新感染』の4年後の“半島”。
人間を凶暴化させる謎のウィルスの感染爆発で荒廃した祖国に、ある任務を果たすため戻ってきた元軍人のジョンソクを、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督が初めて手がける韓国映画『ブローカー(仮)』への出演が決定しているカン・ドンウォンが演じている。ドンウォンのインタビューをお届けする。

カン・ドンウォン語る『新感染半島 ファイナル・ステージ』この映画にたくさんの愛情を注いでほしい

カン・ドンウォン=オフィシャルインタビュー

――本作へのご出演、一番の決め手になったポイントを教えてください。

ドンウォン:事前に監督とお話しすることができて、シナリオ・ビジョンが良いなと感じたことだと思います。

――前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』の感想を教えてください。

ドンウォン:とても楽しかったです、わくわくしました。4年前に劇場で拝見しました!

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――『ソウルステーション』、『新感染 ファイナル・エクスプレス』に次ぐ作品ということでどのような思いで挑まれましたか? プレッシャーはありましたか?

ドンウォン:監督とたくさんの話し合いをして、自信をもって挑むことができました。過去2作とまったく違う映画ですし、ポストアポカリプス背景の映画にぜひ出演したいと思っていたので、良い経験となりました。

――ヨン・サンホ監督とは打ち合わせを重ねましたか? どのようにコミュニケーションをとっていったのでしょうか? 監督の印象もお願いします。

ドンウォン:この準備時期はロサンゼルスにいたので、リモート会議でたくさんコミュニケーションをとりました。監督は本当に愉快な方で、もともと抱いていた印象よりもっと愉快で面白い方でした。すごく優しい方だと思います。もともとクールな印象だったので、イメージと違いました。
器の大きい監督で、安心して撮影できました。

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――今回演じたジョンソクは、どのようにキャラクターを構築していかれましたか?

ドンウォン:とにかくシナリオに忠実に演じました。シナリオの初稿をもらった時にはジョンソクのキャラクターは断片的な部分もあったので、その点をどんどん肉付けして立体的な人物にしていこうと考えました。

観客の皆さんが、しっかりとジョンソクのあとを追って映画を観ることができるようにジョンソクの心の変化・心境の変化を見せられるように努力して演じました。

カン・ドンウォン語る『新感染半島 ファイナル・ステージ』この映画にたくさんの愛情を注いでほしい

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カン・ドンウォン語る『新感染半島 ファイナル・ステージ』この映画にたくさんの愛情を注いでほしい

――本作でのアクションは、これまでの作品と違いはありましたか?ゾンビと戦うのは初めてだと思うのですが、難しさなど教えてください。

ドンウォン:今までのアクションと違うところは、やはりゾンビとのアクションという点ですね。ゾンビとの闘いが難しかったです。ゾンビ役の方が怪我してしまわないように、こちらもすごく注意をしながらアクションをしました。ゾンビ役の方はある程度、動きが決められていて防御ができないので、こちらも気を付けながら演じました。

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――銃を使ったアクションがとてもリアルでした。訓練されたのでしょうか?

ドンウォン:実は特に訓練はしませんでした。その時ロサンゼルスに滞在していたので韓国にいるアクションチームの方と、ビデオ通話で何度もミーティングしたのですが、僕自身、もともと銃の訓練をかなり受けていたので、アクションチームからも「とにかく運動して体を作ってほしい」という話がありました。


カン・ドンウォン語る『新感染半島 ファイナル・ステージ』この映画にたくさんの愛情を注いでほしい

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――ちょうど新型コロナウイルスのパンデミックの最中に公開されるということについて、どのように思われましたか?

ドンウォン:この映画が公開されるのは、世界で日本が最後くらいになるのではないかと思います。皆さんぜひ気を付けながら映画館へ行って安全を確保して観てください。韓国では劇場公開した時に二次感染はなかったんです。日本の皆さんも気を付けながら、映画館でお楽しみいただければと思います。

カン・ドンウォン語る『新感染半島 ファイナル・ステージ』この映画にたくさんの愛情を注いでほしい

また、このパンデミックの状況の中で、ワールドワイドで公開される作品というのはおそらく本作が初めてだと思います。最初は心配もあったのですが、世界各国で公開していただいて評価をいただくことができたので本当に感謝しています。日本でも公開されたらこの映画にたくさん愛情を注いでくれると嬉しいです。

カン・ドンウォン語る『新感染半島 ファイナル・ステージ』この映画にたくさんの愛情を注いでほしい

カン・ドンウォン語る『新感染半島 ファイナル・ステージ』この映画にたくさんの愛情を注いでほしい

――日本にも仕事で来日されていますが、また新たな一面を本作でファンの皆さんに観ていただくことになると思います。どういう面を重点的に観ていただきたいですか?

ドンウォン:とにかくこの映画は楽しんで盛り上がってわくわくしながら観ていただきたいです。この映画を撮っているときはまさか世界がこんな風になるとは予想もしていなかったのですが、出来上がってみたら今の現実と重なるところがたくさんある映画だと思います。とても感慨深い気持ちで観ていただけると思います。いろいろなことを感じさせてくれる時間になると思いますし、この映画を観ると、きっと癒されると思います。


作品情報

『新感染半島 ファイナル・ステージ』
2021年1月1日(金)TOHOシネマズ日比谷 他 全国ロードショー

カン・ドンウォン語る『新感染半島 ファイナル・ステージ』この映画にたくさんの愛情を注いでほしい

監督:ヨン・サンホ『新感染 ファイナル・エクスプレス』
出演:カン・ドンウォン、イ・ジョンヒョン、クォン・ヘヒョ、キム・ミンジェ、ク・ギョファン、キム・ドユン、イ・レ、イ・イェウォン

配給:ギャガ
2020年 / 韓国 / カラー / 116分

<ストーリー>
パンデミックが半島を襲ってから4年後。香港に逃げ延びていた元軍人のジョンソク(カン・ドンウォン)は、ある任務を遂行するために半島に戻ってくる。

任務とは、チームを組み3日以内に大金が積まれたトラックを回収して半島を脱出すること。チームはウィルスにより凶暴化した人間たちから逃れ、順調にトラックを手に入れるも、突如とし631部隊と呼ばれる民兵集団に襲われてしまう。

トラックも奪われ、危機一髪となったジュンソクを救ったのはミンジョン(イ・ジョンヒョン)母娘。そして、彼らはともに半島を脱出するために協力することになり……。

公式サイト:https://gaga.ne.jp/shin-kansen-hantou/

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