『武士スタント逢坂くん！』第7話 瀬戸 VS 丹内 チーム宮上、海辺に行くと戦いがち

※本文にはネタバレがあります

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反対意見に触れる大事さ説く『武士スタント逢坂くん！』第7話

7月26日からスタートしたシンドラ『武士スタント逢坂くん！』（日本テレビ系）。原作はヨコヤマノブオ『武士スタント逢坂くん！』（小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊）。江戸時代からタイムスリップしてきた逢坂総司郎を濱田祟裕（ジャニーズWEST）が演じる。が演じる。第7話では板挟みになった逢坂くんが、ある学びを得る。

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同人誌即売会「アダルティア」をきっかけに、高まり続ける逢坂の漫画熱。6話で鶯谷明喜（高嶋政宏）との打ち合わせで画についてだけではなく宮上先生（今井隆文）を侮辱する言葉まで浴びせられた逢坂。ひどい言われようだったものの、丹内あたり（久保田紗友）の「逢坂さんの漫画道はまだ始まったばかりでしょ！」との励ましの言葉に救われる。漫画熱を取り戻し、ネーム（コマ割や構図などを大まかに描いたもの）に取り掛かった。

丹内殿にネームチェックをしてもらうも、「すみません、全体的によくわかりません」とバッサリ。この様子を逢坂は討ちあいと捉えていたが、丹内は「意味不明ですし、もう少しキャッチーな要素を入れた方が…」と容赦なくグサッとバッサリ斬られていく。さらにとどめをさす一撃が……。「あと、エロはダメって鶯谷さんに言われたんですよね」。

丹内からサムライが主人公のバトルファンタジーを提案された。逢坂が描いたラフ画とは真逆の方向。なにより“春”がないなんて……。逢坂から春をとるなんて……。

宮上先生もアシスタントの緋村清人（森本慎太郎／SixTONES）も忙しそうな状況を察した逢坂。瀬戸水緒（長井短）に相談をした。何も考えずに描けばいいと答え、「はいっっ！」と手をパチンと鳴らした瀬戸。「いま全部忘れて!!」と独特な手法で逢坂にアドバイスする。そして「全部脱いでみようか」と言われるがまま、ふんどし姿の逢坂は筋肉の名前を叫んでいた。

一方、買い物にでかけた宮上先生と緋村。緋村は宮上先生に自分も漫画を描いてみようと思うと宣言する。腹をくくった様子で、でもどこか迷いが吹っ切れたような清々しい表情だった。嬉しそうな宮上先生。長年アシスタントをしていた緋村の宣言、宮上先生は言わなかったものの実は気にかけていたのではないか。胸のつかえがとれたような、晴れ晴れとした二人の表情がよかった。

板挟みを経て逢坂が学んだこと

瀬戸の提案で、原稿に男根スタンプを押しまくって本来の自分らしさを取り戻した逢坂だったが――。結果的に、瀬戸の書き手としてのアドバイスと、丹内の編集者としての現実的なアドバイスの板挟みになってしまった。

「逢坂くん、いま大事な時期なので、混乱させないでもらっていいですか」丹内がはっきりと瀬戸に忠告すると、混乱させたつもりはないと瀬戸が応戦。静かに女同士の戦いの火蓋が切って落とされた――。口を縦にあけて、漫画さながらの驚きの表情を浮かべた宮上先生。戦いに割って入り、あまりにも不器用すぎる提案をした。




場所を水辺に移してもなお戦いは続き、瀬戸が「まったく…やかましいのぅ」と口調が変わり、食材を刺して焼いていたBBQの焼き串が武器に……。ここからの怒涛の展開は映像にてご覧あれ。

さて、再び新たなネームを丹内に納めた逢坂。瀬戸と丹内、双方のアドバイスを取り入れたバトル漫画を提案したがダメ出しを受ける。ここで丹内が担当編集の手腕を発揮。ラブコメディを提案した。

逢坂も丹内も、反対意見に触れて、揉まれ、揺さぶられたからこそみえてきたものだった。自分の好きなこと、やりたいことを原点として、宮上先生が丹内に伝えた「背中の押し方」は原点の生かし方とも捉えられる。自分の意志を頑なに貫くのとも違う、膝の柔らかい動き方だ。

次回第8話の予告には、B-BOY姿の逢坂くん。一体どういう流れでそこに至ったのだろう。
（柚月裕実）

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番組情報

『武士スタント逢坂くん！』

主演：濱田崇裕（ジャニーズWEST） 森本慎太郎　久保田紗友　長井短　今井隆文
原作：ヨコヤマノブオ『武士スタント逢坂くん！』（小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊）
脚本：坪田文　伊達さん
演出：渋江修平　大江海
音楽：近谷直之

編成企画：安島隆　河野雄平
コンテンツプロデューサー：岩崎広樹
チーフプロデューサー：福士睦
プロデューサー：諸田景子　長松谷太郎　中野有香
制作プロダクション：ギークサイト
製作著作：日本テレビ　ジェイ・ストーム
(C)ヨコヤマノブオ・小学館/NTV・JStorm

番組公式サイト：https://www.ntv.co.jp/bushi/
番組公式サイト：@bushi_ntv