石破茂総理の施政方針演説に対する各党代表質問が27日から始まる。石破総理は施政方針演説で「楽しい日本を実現する政策の核心は『地方創生2.0』だ」とし「これを『令和の日本列島改造』として強力に進める」とアピールした。
石破総理は「かつて、田中角栄元首相の『日本列島改造』では道路や鉄道といったハードなインフラ整備を起点として人の流れを生み出し、国土の均衡ある発展が目指された。『地方創生2.0』は官民連携し地域の拠点をつくり、地域の持つ潜在力を最大限引き出し、ハードだけではないソフトの魅力が新たな人の流れを生み出す。新技術を徹底的に活用し、一極集中を是正、多極分散型の多様な経済社会を構築していく」と石破政権での取組みを強調。
そして(1)若者や女性にも選ばれる地方(2)産官学の地方移転と創生(3)地方イノベーション創生構想(4)新時代のインフラ整備=GX(グリーン・トランスフォーメーション)、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を支える「新時代のインフラ」を軸として、産業拠点や生活拠点の再配置を促進。再生可能エネルギーや原発はじめ水素等の次世代燃料供給拠点拡大(5)都道府県域を超えた「広域リージョン連携」を強力に推進の5本柱をあげた。その具体策に関して、石破内閣の考えが問われる。(編集担当:森高龍二)