幼いルックス、ヒップラインを武器にグラビアアイドルとして活動するとっぽさん。その柔らかな雰囲気からは想像しにくいが、これまでの歩みは決して順風満帆ではなかった。
生活苦をきっかけに始めたグラビア、副業バレによる会社の即日解雇、そして「もうやりたくない」と本音を漏らすほど過酷だったDVD撮影。前編では、彼女がグラビアの世界に足を踏み入れた背景と、そこで味わった苦悩を聞いた。(前後編の前編)

【写真】ブルマのコスプレでも話題を集めるグラドル・とっぽの撮り下ろし【9点】

――グラビアアイドルとして活動されていますが、この活動はいつ頃から始められたんでしょうか。

とっぽ 本格的に始めたのは3年くらい前ですね。でも、その前からグラビア用のアカウント自体は持っていて、始めたのは2022年の3月です。最初は裏垢女子みたいな感じで自撮りを載せて「いいねが来たらうれしいな」くらいの感覚でした。

――そこからお仕事として意識するように?

とっぽ 半年くらい経ってフォロワーが1000人を超えたあたりで「Fantia(ファンティア)」(クリエイター向けのプラットフォーム)を始めました。最初は写真をたまに上げるくらいで、お小遣い稼ぎくらいの気持ちでしたね。

――本格的に始めたきっかけは?

とっぽ 一番はお金が欲しかったからです。当時、体調を崩してもともとやっていた仕事を休んでいたんですよ。傷病手当で給料の3分の2はもらえていたんですけど、それだけだと本当に生活が厳しくて。「このままだと死ぬ」と思って始めました。


――お仕事を休まれるほど大変な状況だったんですね。

とっぽ 生活自体はギリギリできていたんですけど、例えば「新しい服が欲しいな」と思っても、お金が足りなくて我慢する、みたいな日々が続いて。あと2、3万あればこれが買えるのに、っていう我慢が積み重なってしんどかったんです。

――ちなみに、当時はどんなお仕事を?

とっぽ チェーンの飲食店で正社員として働いていました。

――料理関係だったんですね。

とっぽ 新潟の料理系の専門学校を卒業して、すぐ上京して就職したんです。2020年の4月に入社しました。

――その職場には、体調が回復してから復帰されたんですか?

とっぽ はい、復帰しました。でも……一昨年の秋に、クビになりました。

――一体何が?

とっぽ グラビアのアカウントが会社にバレてしまったんです……。即日、クビでした。

――そんな急な話だったんですか。


とっぽ 辞めさせられる1ヶ月前くらいに本社勤務に異動して「楽しいな」と思っていた矢先でした。ある日、偉い人に別室に呼ばれたら、机の上に私のアカウントのページを印刷したものが置いてあって。「おっと……」と(笑)。

――それは心臓が止まります。

とっぽ 「クビ」って言うと会社的によくないからだと思うんですけど、「自分で辞めたらどう?」って促されて。その日のうちに私物を全部まとめて、大荷物で会社を去りました。

――クビの理由は、やはりグラビア活動の内容が問題だったのでしょうか。

とっぽ 「副業が禁止だから」という理由でしたね。でも、本当は活動内容がよくなかったんだと思います。それを直接は言わずに、就業規則を理由に、という形でした。

――突然、収入の柱を失ったわけですよね。その後の生活は……。


とっぽ 本当に大変でした。正社員として20、30万円稼いでいたのが一気にゼロになったので、グラビアの収入だけでは全然足りなくて、本当に死にそうでした。数十万円の貯金も、あっという間になくなりましたね。

――そこからどうやって立て直したんですか?

とっぽ 今まで会社員だったから入れられなかった平日に、グラビアの仕事をどんどん入れていきました。土日もイベントに出たりして、ちまちまと仕事を増やしつつ節約もして。今はなんとかグラビア一本で生活できるくらいになりました。

――今後もグラビア活動は継続していく予定なのでしょうか。

とっぽ その予定ではあります。でも、本音を言えば……やめたいです。もちろん、ほかの仕事で生活できるようになれば、という前提ですけど。

――「やめたい」というのは、グラビア活動のすべてを、ということですか?

とっぽ いえ、撮影自体は楽しいので、そういうのは続けてもいいなと思っています。ただ、DVDの撮影みたいな、過激なことはやめたいなと。


――過激なDVD、ですか。

とっぽ DVDの撮影はどうしても過激なことをしなくてはいけなくて。以前、撮影が過酷すぎて「もう絶対にやらない」って思ったんです。

――具体的にはどのような点が大変だったのでしょうか。

とっぽ 演技をしなければならないのが大変でした。手タレさん(手専門のモデル)が女性の方なんですけど、2人がかりで体に触れてくるのを受けながら、感じている演技をしないといけなくて。もう、想像以上に大変だったんです。

▽とっぽ
1999年5月1日生まれ、新潟県出身。グラビアアイドル、コスプレイヤーとして活動。グラビアを中心に、コスプレイベントや撮影会など幅広く活躍している。爬虫類好きで、『ドラゴンボール』愛も深く、ブルマのコスプレなどでも話題を集める。

【後編】グラドル・とっぽ“姉のスカートが入らない”ヒップがコンプレックス武器に「今はもう自慢です」
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