2023年11月6日から12日まで、多様で多視点なアイデアに出会い、新たなアクションにつなげるソーシャルイノベーションの祭典「SOCIAL INNOVATION WEEK 2023」が、一般社団法人渋谷未来デザインと渋谷区の共催で開催された。

イベントウィークの折り返しとなる11月9日(水)には、「Next Generations~次世代が活躍するまちづくり」のトークセッションが行われ、渋谷未来デザイン 理事・事務局長の長田 新子氏、渋谷区観光協会 代表理事の金山 淳吾氏、テニスプレイヤーの伊達 公子氏、渋谷区長の長谷部 健氏が登壇した。


※登壇が予定されていた小泉 秀樹氏(東京大学教授)は体調不良により欠席

トークセッションでは「Next Generations」をテーマに、渋谷の街の特性を活かしたスポーツの在り方、そして次世代が活躍するまちづくりについて語られた。

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伊達公子

現在は、渋谷民の誰もがスポーツや文化活動を通して心身の健康増進を図るプロジェクト「渋谷ユナイテッド」にてテニスの指導者として携わる伊達公子氏は以下のように語った。

伊達:子供には無限大の可能性があると思います。環境を整えることで成長も付いてくると思うので、それを引き出してあげることが私たちの役目だと思っていいます。特に渋谷っていう魅力的な街の中に身を置くのは、世界中の人が集まっている場所であって様々な価値観が存在する。それを自分のスタイルで創り上げていくことが出来るのではないかと思うし、私はテニスを通してできることがあればいいなと思っています。

6年目を迎える【SOCIAL INNOVATION WEEK 2023】渋谷にしかできないスポーツの「可能性」
長谷部健 氏

渋谷区長の長谷部健氏は、行政は子供たちの未来のために環境を整えることが役目と語った。

長谷部:行政は環境を用意して未来に向けた環境を整えていくことが大切。部活動のテニスに関しても、多くのコートは砂入りの人工芝になっている。渋谷から人材を世界に排出することを考えると、やはり最高の場所を用意して、子どもたちが未来に羽ばたける場を用意することが行政の役目であると思っています。

続けて長谷部健氏は、「子供たちが自ら主体的に動くことで渋谷の教育が更に前に進むのではないかと思います。スポーツでもトップオブトップを作りたいわけではないので、コンペティターでなくても、みんながスポーツを楽しめる環境を私たち行政が整備していきたい」と、語った。

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Next Generations~次世代が活躍するまちづくり
トークセッション

最後には伊達公子氏が、世界ランキング50位以内を経験した⼥⼦テニス選⼿ 11名で立ち上げた「⼀般社団法⼈Japan Women’s Tennis Top50 Club」 を通してのを展望を「次世代の女子テニス選手をいかに世界に送り込むか、将来的には日本の環境で育って、日本から世界にトッププレイヤーを排出できるような環境整備をし、そんなアカデミーを作りたい」と語り、セッションを締めくくった。

「Next Generations~次世代が活躍するまちづくり」概要
日付:11.9 (木) -シブヤデイ-
時間:10:30 – 11:00
場所:渋谷ヒカリエホール9F
配信:アーカイブ公開あり

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