お笑いコンビサバンナ」の高橋茂雄(50)をめぐる、いじめ疑惑騒動が冷めやらぬ中、タレント鈴木紗理奈(48)が年下の女性タレントからテレビ朝日系バラエティー番組で「嫌いな芸能人」として名指しされ、SNSで《普通にいじめやん》など、こう訴えた。


《そんな当たり屋みたいな事されて それ勝手に放送されて そういうのって面白いの?普通にショックやし、共演してない時に言うとか意味わからんし、それそのまま放送するスタッフも意味わからん》


 これがまた騒ぎとなり、作家の乙武洋匡氏(50)もSNSで取り上げた。


《タレントに『誰々が嫌い』と告白させることを『お笑い』だと勘違いして、公共の電波で垂れ流す。とんでもなく下劣ですよ。テレビ離れが進んでいるとはいえ、まだまだ子どもたちはテレビの影響を受けています。『誰々が嫌い』が流行らないことを切に願っています》


 若者を中心としたテレビ離れが止まらず、オワコンとも呼ばれる業界ならではの末期的症状なのか。放送関係者からは「たとえ炎上しても話題になり、視聴率を取りたいのだろう」と、現場スタッフの企画や心境を推察する見方も出ている。


■華やかに見えた芸能界の裏側ではびこっていた、いじめの構造


 だが、ある芸能プロ社長はこう言うのだ。


「いい人として、バラエティーなどで笑顔を振りまいているタレントが、カメラの回っていないところでスタッフやタレントにパワハラを繰り返していたりする業界ですからね。派閥や上下関係があって、どの現場も閉鎖的ですから、いつ、誰が、いじめの標的にされても不思議じゃない。罵倒、無視、レッスンの妨害などで精神的に追い込んだり、立場の弱い人にだけ強く当たる弱い者いじめの例は数え切れないと思いますよ」


 サバンナ高橋のいじめ疑惑は、ピン芸人の中山功太(45)がABEMAの番組内で「10年いじめられた先輩がいる」と実名を伏せつつ、被害を訴えたことが発端となった。こうしたテレビ告発はこれまで、ほとんどなかったのではないか。


「そもそも芸能界は仕事のあり方として、力のあるプロデューサーや業界有力者とのコネがモノをいうところが多々あるので、被害を受けても言い出しにくい環境になりがちなんです。それで仕事を失いたくない、さらに仕事欲しさに口をつぐみ、耐えたりしているのです。

被害を訴えても、もみ消されたり、大げさとか、空気を読めないと、まともに受け取ってもらえない不安もあると思います」(同)


 最近のいじめ騒動も、そうした業界では氷山の一角ということか。


「そう思いますよ。ですので、語弊があるかも知れませんが、本当に深刻な被害にもがき苦しんで、トラウマになるほどであれば、メディアでの告発も被害者には一つの対抗策になるかも知れませんね。最近はテレビの現場のスタッフの定着率が悪いから、現場は制御不能になっているようで、だから編集でビープ音をつけ、固有名詞を聞こえないようにするという配慮もなくなっていると指摘するテレビマンもいます」(同)


 業界とりわけテレビにはびこる、いじめの構造が騒動の裏で見え隠れしている。


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