ミュージシャンのGACKTが、7月20日放送開始のフジテレビ系月9ドラマ「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」の主演を務めることが先日発表された。
GACKTにとって、芸歴31年という長い活動の中で、月9の主演だけでなく、フジテレビのドラマ出演自体が初となる。
代表作を生み出した布陣でスタッフを固めたフジテレビの意気込みを感じるが、窮地に追い込まれた状態は今も続いている。 フジ・メディア・ホールディングスの2026年3月期連結決算は、営業損益が87億円と、初の赤字。毎年放送されていた特番「27時間テレビ」も2年連続断念せざるを得ない状況だ。
さらに長年定着してきたキャッチフレーズ「楽しくなければテレビじゃない」を過度に重視する企業風土が一部にあったとの反省から、「その楽しさは、何のためにある?」などとする新たな企業理念を5月12日に発表し、イメージ刷新を図ろうとしている。
■仮想通貨に続いて不倫騒動も
そんな中でフジはGACKTの月9主演の起用を明らかにしたわけだが、SNSなどの反応は鈍い。GACKTといえば2018年当時話題を呼び、問題視された仮想通貨スピンドルのプロジェクトに関わっていたことや、2021年11月17日の「文春オンライン」で当時30代の既婚女性と不倫関係にあったと報じられるなど、人気もあるがスキャンダルも多い存在として知られる。
「話題性と知名度で俳優を選ぶキャスティングありきの風潮が“古い”と言われて久しくなりました。今回も話題性に重きを置いてGAKCTを起用したことでネットでは、《そういうところや》《楽しく無ければテレビじゃないからの脱却と言うたばっかりとちゃうの》と懐疑的な声が上がっています。実際、長年掲げてきた企業理念を急に捨て去るのも難しいでしょう」(芸能関係者)
GACKTが今作で演じるのは、“でっち上げの天才”である敏腕弁護士でありながら、一級建築士としても働く浦真鷲直人という役。「これまで見たことのない内容のドラマになっているので、面白い作品になると思います。こんな弁護士はなかなかいないので(笑)。
「ネットフリックスやアマゾンプライムなどの独自作品が人気になる中、地上波ドラマが全体的に苦戦を強いられていますが、フジの月9枠も例外ではありません。現在放送中の『サバ缶、宇宙へ行く』の世帯視聴率も初回の6%から3%台に低迷しています」(同前)
フジはGACKTが救世主になってくれると確信したのだろうが、社運を左右しかねない大きな賭けになりそうだ。
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よりにもよって、なぜフジテレビはGACKTを担いだのか? 関連記事【もっと読む】『「月9」主演にGACKTを抜擢するフジ“攻めキャスティング”の賭け…サナエトークンを彷彿させるガクトコイン騒動』…では、その真意を推し量っている。

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