第97回都市対抗野球大会東海2次予選が、28日から岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われる。14チームが参加し、6チームに本大会(8月26日開幕・東京ドーム)の出場権が与えられる。

昨夏は本大会で4強入りしたヤマハは初戦(28日)で東邦ガスと対戦。8年連続47回目の本大会行きを目指す。

 昨年は右肩の負傷で出場機会に恵まれなかった桃谷惟吹外野手(25)が完全復活を果たす。立命館大出身で入社3年目。履正社(大阪)3年時は主に1番打者として活躍し、2019年夏の甲子園決勝で現ヤクルトの奥川率いる星稜(石川)を破って日本一に輝いた。「自分の力でチームを勝たせられるような打撃をしたい」と抱負を語った。

 入社1年目の夏ごろ、右肩に違和感が生じた。リハビリをしながらプレーしていたが、回復には向かわなかった。「ひどい時は、バントした時の衝撃で痛みが出たほど。大きなケガをしたことがなかったので不安だった」。昨年の都市対抗本大会終了後の9月に、関節唇のクリーニングとベネット骨棘(こつきょく)の除去手術に踏み切った。

 イチからのリハビリ生活。

徐々に強度を上げて、今春にはフルメニューをこなせるまでに回復した。4月の静岡大会で10打数7安打と活躍するなど、長野、東北と計10試合に出場し、30打数11安打で打率3割6分7厘をマーク。東北大会では4番に抜てきされた。申原直樹監督(46)も「勝負強い打撃が持ち味。打順は流動的だけど、上位で打ってもらうことになるだろう」と、期待を寄せている。

 昨秋の日本選手権優勝はスタンドで観戦した。「チームが勝ったからうれしかったけど、野球をやれない悔しさはあった」。苦しかった分、今は野球をやれる喜びでいっぱいだ。「先輩からは『思い切ってやればいい』と言われている。リハビリ期間中に支えてくれた人たちに、なんとか結果で恩返ししたい」。甲子園で優勝を経験している桃谷が、チームに貢献する。

 ◇桃谷 惟吹(ももたに・いぶき)2001年5月26日、兵庫県生まれ。

25歳。履正社(大阪)の3年夏に1番・中堅で全国優勝に貢献。立命館大からヤマハに入社。175センチ、85キロ。右投右打。

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