LINE Digital Frontierは30日、韓国のREDICE STUDIO、KADOKAWAと共同で、webtoon制作スタジオ「STUDIO WHITE」を設立したと発表した。各社の強みを結集し、グローバル市場に向けたオリジナルIPの創出と展開を加速させる狙い。


 第1弾作品として、日本ファンタジーの金字塔『ロードス島戦記』(著:水野良)のスピンオフwebtoonを制作。2026年5月9日より韓国語版を「NAVER WEBTOON」で配信開始し、同年下半期には日本語版を「LINEマンガ」および「ebookjapan」で展開する。さらに英語、フランス語、中国語(繁体字)、タイ語、インドネシア語での配信も予定し、世界150カ国以上への展開を見据える。

 近年、webtoon市場は拡大を続け、日本国内でも2022年時点で電子コミック市場の約10%、約500億円規模に成長。アニメ化や映画化、グローバルヒット作も生まれるなど、存在感を高めている。

 今回のスタジオでは、KADOKAWAが保有する豊富な原作IPをベースに、REDICE STUDIOの制作ノウハウと高品質なビジュアル表現、LINE Digital Frontierのプラットフォーム展開力を掛け合わせる。『俺だけレベルアップな件』『全知的な読者の視点から』などを手がけた制作陣の知見も活用し、縦スクロール形式に最適化した作品開発を進めるという。

 今後は『ソードアート・オンライン』『スレイヤーズ』のスピンオフwebtoon化や、『ゼロの使い魔』の原作をベースにした作品なども順次展開予定。ライトノベル発IPの新たな表現手法として、webtoonによるメディアミックス戦略を強化していく。

 『ロードス島戦記』の著者・水野良氏は「本作がwebtoonという新たな形で展開されることに深い感慨を覚える。縦スクロールならではの演出で描かれる戦闘表現を楽しみにしている」とコメント。各社も、原作の魅力を尊重しつつ、カラー描写やアクション演出を強化した新たな作品体験の創出に意欲を示している。


 STUDIO WHITEは2024年1月に設立。所在地は東京。マンガ市場のさらなる拡大とグローバル展開を見据え、今後も複数タイトルの制作・配信を進めていく。
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