本作は、2006年公開の前作『プラダを着た悪魔』から20年ぶりとなる続編。トップファッション誌「ランウェイ」が舞台となった前作では、“悪魔のような”カリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントに採用されたアンドレア(アン・ハサウェイ)が仕事や恋に奮闘する姿を描き、多くの女性たちの憧れと共感を呼んだ。『プラダを着た悪魔2』では、ミランダとその右腕ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)がとある危機に直面。報道記者になるという夢を叶えるためミランダの元を離れたアンドレアが、再び「ランウェイ」に戻ってくる。
4月上旬、プレスツアーでメリル・ストリープ&アン・ハサウェイがそろって来日。ハサウェイは本作を「いわば“ファッション界の『トップガン マーヴェリック』”」と表現し、「あちらにドッグファイト(空中戦)があるなら、私たちにはランウェイがある。キャットファイト(女性同士の火花散るやり取り)もあるけどね」とユーモアを交えて語った。
さらにハサウェイは、「今回はパパラッチや見物客の存在が大きな課題だった」と明かす。“ファッションモンタージュ(衣装チェンジを連続で見せるシーン)”を撮影するのも容易ではなかった。
「撮影中の衣装が映画公開前に、世に出てしまう可能性がありました。ネタバレを防ぐためにも、見せ場はすべて外部から見えない場所で撮影しました。
本作の最大の見どころである衣装について、ストリープは「前作の時は多くのブランドがコラボに消極的だった」と暴露。「(ミランダのモデルとなった)アナ・ウィンター(米『VOGUE』誌の伝説的編集長)への配慮もあって、関わることをためらうブランドが多かった。当時は予算も限られていて、衣装集めにはかなり苦労しました。衣装担当のパトリシア・フィールドとモリー・ロジャースが、倉庫を回ってヴィンテージアイテムをかき集め、ハイブランドとミックスして作品をまとめ上げたのは本当に見事だったと思います。しかし、今回は状況がまったく違いました。前作の成功によって、多くのブランドが積極的に協力してくれるようになったんです。そこが大きな違い」と話していた。
そして、初日の成績としては、『トップガン マーヴェリック』(2022年)との対比で107%を記録。最終興収50億円超えも視野に入る好スタートで、前作の日本最終興収約17億円を大きく上回る見込みだ。
ハサウェイは「この映画は、作品を心から愛し、大切に思う人たちによって作られました。
さらに、「完成した映画を観たとき、自分でも驚くほど心を動かされたことがうれしかった。すべての人を満足させられるかはわかりませんが、多くの人に愛される作品になると思います。この映画は“愛”と、それを行動に移すことを描いた物語。真剣なテーマを扱いながら、どこかユーモラスな一面もある作品です」と自信をのぞかせた。
ファッションと仕事、そして人生の選択を描く本作は、再び観客に“前に進む力”を与える一作となりそうだ。
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