近年、トランスジェンダー選手の女子スポーツ参加が一部で問題視されてきた。
イングランドサッカー協会は、昨年からトランスジェンダー女性の女子サッカー出場を禁止にしている。
今年3月には国際オリンピック委員会(IOC)が2028年ロサンゼルス大会からトランスジェンダー女性の女子競技出場を禁止することを決定した。
女性カテゴリーにおける公平性、安全性、公正性を保護するために、女性カテゴリーの種目への参加資格は生物学的女性に限定。それは一回限りのSRY遺伝子スクリーニングに基づいて決定される。
女子水泳選手だったIOCのカースティ・コベントリー会長は、こう説明している。
「元アスリートとして、すべてのオリンピック選手が公正な競技に参加する権利を強く信じている。
今回発表した方針は科学に基づいており、医療専門家たちが主導して策定したもの。
オリンピックでは、ほんのわずかな差が勝敗を分けることがある。
したがって、生物学的男性選手が女子のカテゴリーで競技をすることは、明らかに公平とは言えない。
さらに、一部の競技では、単純に安全ではないという問題もある」
『Insidethegames』によれば、世界陸上競技連盟のセバスティアン・コー会長もIOCの決定を支持したという。
「私が世界陸連に入ったのは人気投票のためではなく、自分が正しいと思うことを実行するためだ。
これはオリンピック運動にとって非常に重要な進展であり、歓迎する。
カースティが会長就任からわずか数ヶ月で、女子競技を守るために尽力してくれたことを大変嬉しく思う。
これをしなければ、女子スポーツは成り立たない。
誰よりもカースティが女子スポーツを守ろうとしているのだから、世界陸連としてその姿勢を100%支持する。これは我々が何年も前から示してきた立場だ」
IOCは1968年から1996年まで女子競技の出場資格判定に染色体性別検査を用いていたが、一部からの反発を受けて1999年に廃止。それをSRY遺伝子検査で復活させた形になる。
ただ、フランスのスポーツ大臣は、今回のIOCの決定は「後退」と反発。
また、SRY遺伝子を特定・発見したアンドリュー・シンクレア博士は、生物学的性別を染色体だけで定義するのは「過度に単純化しすぎ」と主張している。
筆者:井上大輔(編集部)

![ワールドサッカーダイジェスト 2024年 9/19 号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61iNZutK1hL._SL500_.jpg)




![[ミズノ] フットサルシューズ モナルシーダ NEO SALA CLUB IN ホワイト/レッド 26.5 cm 3E](https://m.media-amazon.com/images/I/51KyBx5v2JL._SL500_.jpg)

![[ミズノ] フットサルシューズ モレリア TF ブラック/ホワイト 26.5 cm 2E](https://m.media-amazon.com/images/I/41P+itybOvL._SL500_.jpg)


