伊藤美誠の完封勝利が明らかにした「暗黙のルール」の終焉。発祥の地・中国世論を動かした識者の見解

伊藤美誠の完封勝利が明らかにした「暗黙のルール」の終焉。発祥の地・中国世論を動かした識者の見解

かつて卓球界にはスコアが10-0になったら相手にポイントを与え、完封勝利を避ける暗黙のルールが存在した。ITTFワールドツアー・カタールオープンで日本の伊藤美誠がリオ五輪金メダリストの丁寧に完封勝利を収めたことで、卓球界独特のマナーが再び注目を集めた。卓球コラムニストの伊藤条太氏は「完封回避マナー」はスポーツマンシップに反するとして数年来、批判してきた。それでも国際大会に根強く残っていたこのマナーだったが、ひとつの試合によって終焉を迎えた。伊藤美誠の完封勝利は、その終焉を象徴するものだという。

(文=伊藤条太、写真=KyodoNews)

伊藤美誠、11-0完封勝利が持つもう一つの意味 

3月8日に行われた卓球のITTFワールドツアー・カタールオープンで、伊藤美誠(スターツ)がリオ五輪金メダリストの丁寧(中国)をゲームカウント4-0のストレートで破る快挙を成し遂げた。中でも圧巻だったのは第3ゲームで、丁寧に1点も与えず11-0で完封した。新型コロナウイルスの不安が広がる中、届いた明るいニュースだったが、実は今回の11-0は、単に大差での勝利という以外の意味を持つ。

かつて卓球の国際大会には、10-0になったらリードしている方があからさまにわざとサービスミスあるいはレシーブミスをして相手に点を与える「完封回避マナー」が存在した。2000年代に中国卓球スーパーリーグの選手たちが、完封して相手のメンツをつぶさないとの配慮からやり始めたと言われている。それ以前から他国にもあったという証言もあるが、あくまでそれらは局所的なもので、常態化したのは2001年に1ゲーム21点制から11点制になって10-0になる機会が増えてからのことだ。


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