サッカーの中国スーパーリーグの試合で、中国選手が相手選手に報復的に危険なプレーを仕掛けたもののレッドカード(退場)は免れた。中国のサッカー専門メディア・足球報などが報じた。

12日に行われたリーグ第5節の北京国安対成都蓉城の試合の14分に問題のシーンは起きた。成都蓉城のキャプテン・韋世豪がボールをキープすると、北京国安のコンゴ民主共和国代表ジョルダン・エンコロロが背後からチャージして韋は転倒。しかし主審はファウルを取らず、韋は不服そうに両手を広げてアピールした。

<サッカー>中国代表選手が危険なプレーも退場を免れる、ネット民は大ブーイング

その間も両チームによる激しいボールの奪い合いは続いており、ボールはエンコロロの足元へ。それを見た韋は立ち上がって猛然と両脚でのスライディングを仕掛け、エンコロロの足ごとボールを蹴り払った。エンコロロはその場で足を抑えてうずくまり、苦悶の表情を浮かべた。

<サッカー>中国代表選手が危険なプレーも退場を免れる、ネット民は大ブーイング

主審は即座に韋の元に駆け寄ったが、提示されたのはレッドカードではなくイエローカード(警告)。北京国安の選手らは主審に猛抗議した。

中国のネットユーザーからは「これでも一発退場じゃないのか?」「完全なる報復行為。退場だろう」「キャプテンとして本当にひどいプレーだ」「何を考えてるのか」「これでイエローとは。この主審はもう中国リーグで笛を吹かないでくれ」といった批判的な声が上がっている。

韋は1995年4月8日生まれの31歳。

ポジションはMF。中国代表の主力選手でもあるが気性が荒く、たびたび悪質なプレーで退場処分や出場停止処分を受けている。2019年にはウズベキスタンとの試合で危険なタックルを仕掛け、相手選手は救急車で搬送、後に右脚骨折の重傷と判明した。22年には中国スーパーリーグの試合で開始直後に相手選手に突進し接触、相手選手は肋骨(ろっこつ)4本を折る重傷を負った。23年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のハノイFC戦では相手選手の顔面に膝蹴りを入れ退場処分を受けたほか、24年にもリーグ戦で相手選手を背後から蹴り上げるラフプレーで処分を受けている。(翻訳・編集/北田)

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