香港特別行政区政府教育局がこのほど発表した「2025年高校3年生の進路統計調査」によると、香港の高校卒業生は主に香港で進学する傾向にあり、進学先に香港以外を選ぶ学生を見ると、中国本土が第一の選択肢となっている。

香港文匯網の22日付けの報道によると、香港の教育局が今回、統計調査を実施したのは、25年度の高校卒業生の進学および就職状況を把握するのが目的。

オンラインアンケートの形式で実施され、香港で授業を行っている全日制の高校の卒業生約4万5100人が対象となった。そのうち回答した4万3561人の約93%が「香港で進学」と答えた。「香港以外」を選んだ回答者は6.5%で、昨年の7.8%と比べて1.3ポイント下降した。

進学先に香港以外を選んだ2671人のうち、「中国本土」を選んだ学生は47.1%で、前年比3.4ポイント上昇。2012年に、学力試験・香港中学文憑(HKDSE)が始まって以降、最高の水準を記録した。その後に英国、オーストラリア、台湾と続いており、カナダや米国といったこれまで人気だった留学先の割合はわずか2.9%にとどまった。香港メディアは、「データは地政学的要素や国際情勢が不透明であるといった要素が重なり、香港の一部の学生の欧米諸国へ留学したいという願いは弱まっており、進学先にアジア諸国を選ぶようになっていることを示している」と分析した。

中国の高等教育機関は何年も連続で進学先に香港以外の場所を選ぶ学生の第一の選択肢となっている。報道は「中国本土が近年、急速に発展し、チャンスが多くなっており、香港の学生も中国全土へと視野を広げている」と伝えた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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