―柳澤さんは、長野県の地元にカラオケ店がなかったから「ギターを弾けるようになって好きな曲を歌おう」と思って音楽を始めたんですよね?
柳澤りく(Vo./Gt):アハハハ、そうなんです。地元にカラオケが導入されるのを待つよりも、自分で弾いた方が早いやと思って。とにかく歌が好きだったので父親にお願いをしてギターを買ってもらって、家でずっと歌っていましたね。
―元々はバンドを聴いていた人じゃなかったとか。
柳澤:そうです。初めて好きになったアーティストは、マイケル・ジャクソン。日本だとボカロ時代から米津玄師をチェックしていたり、初期の星野源とか秦基博とか、そういうソロアーティストばっかりを聴いていたので、バンドはあまり興味なかったですね。実際、一人で路上ライブをしたのが最初の音楽活動でしたし。
―なぜ、バンドにシフトしたんですか?