
記事によると、その顕著な例は「トイレ」に見られるという。日本のトイレはきれいなばかりか、公衆トイレにも温水洗浄便座があるが、これは公共の場所にあるトイレはしゃがみ込みタイプばかりで、決してきれいではない中国では信じられないことだろう。この点、日本のトイレは利用者の好みの温度で洗浄・乾燥・殺菌までしてくれて冬も暖かく、「一年中春だ」と快適さを伝えた。
日本のトイレにはほかにも、トイレ用擬音装置が付いているが、「1980年代にはすでにあったらしい」といかに進んでいるかに感心している。子どもを連れた人でも快適に利用できるベビーチェアもあり、もちろんトイレットペーパーも完備してある。中国ではトイレットペーパーはなく、必要な人は入り口で買うのが一般的だ。この点、日本ではトイレットペーパーがあるだけでなく「予備」まで用意してあり、質も非常に優れていて「水溶性なのにしっかりしていて、使用後はそのまま流せる」と感心している。
もちろん、日本人の細かさはトイレ以外のところでも見られるという。「障がい者への配慮」も細やかで、公共の場所にはどこででも点字や点字ブロックがあり、車いす利用者のために、自販機などはボタンが低い位置に設置されていたりすることに感心している。盲導犬への理解もあり、公共の場所に盲導犬も入れると紹介した。