2026中国翻訳協会年次総会が4月25日、中国中部の湖北省にある武漢大学で開幕しました。業界と学界から参加した専門家と研究者は、人工知能(AI)の進化の影響を受ける翻訳業界の質の高い発展の道について討議しました。
大会で発表された「2026中国翻訳業界発展報告」によると、2025年の中国翻訳業界の総生産高は約701億2000万元(約1兆6100億円)、従業員は686万7000人、専任翻訳者は113万5000人に達したとのことです。
また、国際コンサルティング機構の研究によると、世界の翻訳市場の規模は2025年に前年比7.0%増の595億3000万ドルに達したと推定されています。中でも、アジアと欧州の市場は比較的強い成長の原動力を示しており、中国の翻訳業者の海外受注の6割以上が欧州から依頼されています。
現在、AI翻訳ツールが幅広く利用されることにより、翻訳技術の応用は深い融合の段階に入りました。同発展報告によると、2025年、中国ではAI翻訳を主力業務とする企業数が2183社に達し、人間と機械の協同作業による翻訳は業界の基本的なコンセンサスになっているとのことです。またAI翻訳と大規模言語モデルの応用率が著しく向上し、翻訳業界の主流ツールとなっています。
一方、AIによる音声認識の研究などを手掛ける科大訊飛(アイフライテック)の王瑋副総裁は、AI翻訳は比較的完全な情報を伝えることができるものの、文脈に対する翻訳者の理解と「信達雅」(原文に忠実で分かりやすく、語彙<ごい>の選択が適切)という翻訳の基準に達した出力にはまだ差があると述べ、未来に向けて、人間と機械の協働による多言語AI翻訳の新しいエコシステムを構築する必要があるとの見解を示しました。(提供/CGTN Japanese)











