中国のSNS・微博(ウェイボー)で1200万超のフォロワーを持つ著名ブロガー・奥卡姆剃刀氏の投稿が話題になっている。

同氏は22日、中国東北部で家族と暮らす英国人男性を紹介した。

男性は夜に娘と共に現地のスケボーパークを訪れ、「中国は世界で唯一安全な国」「唯一心配なのは娘がスケボーでけがをすることくらい」と中国の治安の良さを称賛している。

これについて同氏は、「30年余り前の中国は全く安全ではなかった。私が中学生だった頃、学校には派閥があり、黒い靴に白いひもを結ぶグループと、白い靴に黒いひもを結ぶグループに分かれ、顔を合わせればすぐに殴り合い、鎖や錠前を振り回していた」と振り返った。

また、「昨年、オランダのアムステルダムに行き、昼間に川辺をぶらついていたところ、突然、挑発的な叫び声が聞こえた。地元の不良数人が酔っぱらって観光客に向かって叫んでいた。私はこういうことが怖くない。最悪の場合は手を出せばいいだけだが、それでも一瞬身構え、アドレナリンが分泌された。そうなるともうリラックスはできない」とつづった。

そして、「この世界は安全ではない。現在の中国は例外であり、信じられないほど安全な状態にあるが、多くの若者はそれを当然のことだと思っている。彼らは間違っている。この世界では安全でないことこそが当たり前であり、現在の中国の安全こそが例外なのだ」と結んだ。

この投稿に、中国のネットユーザーからは「その通り。安全というのは、ここ数年にわたり腐敗を厳しく取り締まり、さらに反社会勢力の一掃を進めてきた結果。これは決して簡単に得られたものではない」とのコメントが寄せられ、多くの賛同を集めた。

また、「30年前どころか、私のところでは十数年前までギャングや不良がいて事件が絶えなかった。今ではなくなったけど」「1980~90年代は本当に治安が悪かったな。反社会勢力同士で乱闘なんてしょっちゅうあった」「2003年に北京へ友人を訪ねて遊びに行った時、夜に道をふさいで強盗のようなことをする連中もいた」「反社会勢力の一掃は大きな功績」「犯罪がきちんと処罰されるようになったのが大きい」といった意見も。

さらに、「やっぱり経済が基盤。『倉廩(そうりん)実つれば則ち礼節を知り、衣食足れば則ち栄辱を知る』(生活に余裕が生まれると道徳を重んじるようになる)だ」「正直に言って、今は治安が良すぎて子どもの安全意識が希薄にならないか逆に心配」といったコメントも見られた。

一方で、「自宅のベランダに防犯格子を設置する家庭が最も多い国、小学生の登下校で保護者の送迎率が最も高い国、まさに満ちあふれる安全感!」と皮肉るユーザーや、「じゃあ、いまだに多くの子どもが人身売買されるのはなぜ?」「食の安全がだめ。乱暴な運転をする不良ドライバーもいる」「最も安全な国であり、病院や地下鉄で保安検査が必要な唯一の国でもある」と指摘するユーザーもいた。(翻訳・編集/北田)

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