2026年4月24日、韓国メディア・韓国経済は、日本の大手自動車メーカーホンダが韓国の四輪車市場から撤退すると報じた。韓国進出から約23年での決断となり、かつて輸入車販売1位に輝いたブランドの撤退に注目が集まっている。

記事によると、韓国法人のホンダコリアは、26年末をもって韓国での四輪車販売事業を終了する方針を明らかにした。今後、韓国では二輪車事業に経営資源を集中する一方、既存顧客向けの車両の維持管理、部品供給、保証などのアフターサービスは34年まで継続するとしている。

ホンダは03年に韓国で自動車販売を開始。故障が少ないなどの評判を得て、中型セダン「アコード」やSUV「CR-V」を中心に販売を伸ばし、08年には輸入車販売で初の年間1万台を突破、トップの座に立った。しかしその後は販売が減少し、25年の販売台数はわずか1950台にとどまったという。かつての勢いは失われ、市場での存在感は大きく低下していた。

記事は、撤退の最大の要因として電動化への対応の遅れを指摘。「韓国では電気自動車(EV)やハイブリッド車の比率が急速に高まっているが、ホンダは韓国市場に本格的なEVを投入できていなかった。同じ日本メーカーのトヨタがハイブリッド分野で存在感を維持する中、ホンダは競争力を失ったとの見方が強い」と伝えた。

さらに、「本社の経営状況も影響したとみられる」と言及。「ホンダは25年度会計で最大約6900億円規模の赤字となる見通しで、連結最終損益が赤字となるのは上場以来69年間で、初となる。EV開発の遅れや戦略の迷走が業績悪化につながったとの指摘もある」とし、「ホンダの撤退は、グローバル自動車産業の転換期を象徴する動きと言えそうだ」と結んだ。

これについて韓国のネットユーザーからは「これからの時代はやはりEV」「正直今ホンダの車をわざわざ買う理由がない」「ホンダの車は性能はいいがデザインがいまいち」「BYDやテスラの勢いもすごい中で、ホンダを選ぶ人は少ないだろう」「撤退となると少し寂しい」などの声が見られた。

また、「昔は人気だったのに時代についていけなかった」「車と言えば日本車という時代が終わりつつある」「韓国ではもう競争できないと判断したんだろう」「EVで出遅れた代償は大きい」「ブランド名だけではもう売れない」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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