2026年4月21日、韓国メディア・聯合ニュースは、韓国で修学旅行や宿泊型体験学習を実施する学校が減少していると報じた。
記事によると、韓国の全国教職員労働組合が全国の分会長789人を対象に実施した調査で、過去1年間に宿泊を伴う体験学習を行った学校は約53%で、半数程度にとどまった。
これについて記事は、「修学旅行は今や教師にとって教育活動というより、高リスク・高負担の業務と認識されつつある。特に、準備段階における行政業務の負担や安全管理責任の重さが大きな要因になっている」と伝えた。
調査では、体験学習を避けたい理由として「事故発生時に教師が刑事責任を負う可能性への不安」(89.6%)や、「準備過程における事務負担のストレス」(84.0%)などが挙げられた。改善策としては、「教師の刑事責任免除の強化」(80.9%)が最も多く、「宿泊型体験学習の制限または中止」(30.8%)、「安全対策基準の明確化」(26.6%)なども多く選ばれた。
また、体験学習の実施可否は現場教師の判断に委ねられるケースが多く、約7割が教師の意見が反映されると回答。一方で、「本意ではないが実施を求められることがある」と感じている教師も3割以上に上った。
こうした状況を受け、宿泊型の修学旅行を避け、日帰り行事や校内活動に切り替える学校も増加している。調査では、日帰りのみの実施が約26%、校内活動のみが約11%、すべての体験学習を中止したとの回答も7%を超えた。
記事は「韓国では、安全責任のあり方が教育現場に影響を及ぼしており、修学旅行の縮小という形でその影響が表れている。今後、教師の負担軽減と安全確保をどう両立させるかが課題となりそうだ」と結んだ。
これについて韓国のネットユーザーからは「事故で刑事責任まで問われるなら、やりたくなくなるのも当然」「何においても教師の負担が大きすぎる」「安全を考えたら中止は仕方ない」「責任ばかり押し付ける制度に問題がある」「教育よりリスク管理になるのも仕方ない」といった声が上がった。
一方で、「修学旅行がないのはかわいそう」「学校生活の大事な思い出なのに」「結局、制度のせいで子どもが損をしている」「安全と教育のバランスが難しい問題だが、なんとか対策をとって、行かせてあげてほしい」などの声も見られた。











