中国メディアの第一財経は14日、かつて注目されず周縁化したハイブリッド車(HEV)がここに来て人気を集め始めていると報じた。
中国自動車大手の吉利汽車集団は13日、ハイブリッド車システム「i-HEV」を開発したと発表した。
前日の12日には広州汽車集団も「星源スーパーハイブリッド(HEV)」を発表しているほか、今年に入ってから長安汽車、長城汽車、奇瑞汽車などのブランドも相次いでHEV技術を打ち出している。
記事はHEVについて、「エンジンとモーターの協調動作により、外部充電を行わずに30%以上の燃費改善を実現する」と説明。プラグインハイブリッド(PHEV)やレンジエクステンダー車と比べた最大の利点は充電の心配がなく、ガソリン車とほぼ同じ使い方で乗れるという点にあるとしつつ、「HEVは新エネルギー車(NEV)に含まれないため、購入税の減免、補助金といった政策上の優遇を受けられないという欠点がある」と指摘した。
その上で、「PHEVやレンジエクステンダー車はここ数年、政策支援を背景に爆発的な成長を遂げた一方で、中国の自主ブランドのHEV製品はこれまで多くが輸出向けで、国内市場では長らく売れない状態が続いていた」と言及。「他方、欧米や東南アジアなどではインフラ整備を必要とせず、省エネ効果が高く、使用コストも低いといった利点から人気が高く、トヨタなど日本メーカーのHEV車は、世界累計販売台数がすでに3000万台を超えている」と伝えた。
しかし、4月上旬に今年6回目の燃料価格の値上げが行われ、新エネ車や省エネ車へのシフトが加速した。また、今年から新エネ車の購入税が全額免除から半額へと縮小された。PHEVやレンジエクステンダー車に対する政策上の優遇措置が減少する中、HEVの「充電不要で燃費が良い」という利点が際立ってきているという。
記事は、「こうした変化を受け、中国ブランドもHEV技術の転換を進めている。従来の日系ブランドが主導する『エンジン中心』ではなく『電動優先』へとシフトし、人工知能(AI)技術を活用して省エネ性能を向上させている」と指摘。











