スペインのサンチェス首相が4月11日から15日にかけて中国を公式訪問した。過去4年間での4回目の訪中だった。

中国の習近平国家主席はサンチェス首相との会談を行った。また双方は経済貿易、教育、科学技術、農業食品などの分野での多くの協力文書に署名した。スペインのメディアは、これらの成果が両国の戦略的相互信頼を増進し、二国間の「建設的な対話と実務協力」を力強く推進するとの認識を示した。

サンチェス首相はスペインの歴代首相の中でも、訪中を最も多く繰り返してきた。サンチェス首相は中国と最も多く対話を行った欧州諸国の指導者の一人でもある。注目すべきは、習近平主席とサンチェス首相が北京市内で14日に会談した際に、両指導者は同時に一つのキーワード、すなわち「戦略定力(戦略的な不動の力)」を強調したことだ。これは中国とスペインの関係の鮮明な特徴であり、サンチェス首相が国際情勢の変動と混乱が入り交じる状況にあって、なぜ高頻度での中国訪問を繰り返しているのかを、外界に理解させるものだ。

経済貿易での協力は中国とスペインの協力における際立った注目点だ。中国はすでに何年も連続して、スペインにとって欧州連合(EU)外における最大の貿易相手であり続けた。2025年には中国とスペインの二国間の貨物貿易総額は前年比9.8%増で550億ドル(約8兆7000億円)を超えた。近年では中国の電気自動車、動力用電池、エネルギー貯蔵システムなどの分野の企業がスペインに積極的に進出して投資と協力を行い、現地の経済発展を力強くけん引している。一方で、スペイン産のオリーブ油、ワイン、豚肉製品などの良質な農業食品が次々に中国の一般家庭に入り、中国人にとって見慣れた食品になった。

今年は中国の「第15次五か年計画」の始まりの年だ。このことも中国とスペインの実務協力により広範な発展の空間を創出していく。サンチェス首相の今回の訪中に伴い、両国の指導者は共に、二国間協力を拡張するための新たな方向性を企図した。まさに習近平主席が指摘したように、双方は機会を捉え共に革新的な発展を共に図り、貿易、新エネルギー、スマート経済などの分野での協力を強化し、文化、教育、科学研究、スポーツの交流を奨励し、両国の包括的戦略パートナーシップがより多くの成果をもたらすよう推し進め、両国国民により多くの幸せをもたらすようにすべきだ。

動乱する世界の中で、中国とスペインが「戦略定力」を維持し、実務協力を深めることは、両国国民により多くの幸せをもたらすだけでなく、中国と欧州の協力および世界の平和発展のためにより大きな力をもって貢献することだ。(提供/CGTN Japanese)

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