2026年4月16日、中国メディア・第一財経は、中東情勢の緊迫化により、中国企業が運航するコンテナ船の船員たちがペルシャ湾で40日以上にわたり足止めされている現状を報じた。
記事によると、海上勤務10年以上の中国人船員、蒋剣(ジャン・ジエン)さん(仮名)は、2月28日に中東情勢が悪化し、3月3日に戦火の中で荷降ろしを終えた後、会社から「現場待機」の指示が出された。
蒋さんは「安全のため、会社の指示がない限り船は動かせない」と語り、海峡を通過する船は1日わずか数隻にとどまっていると説明した。
また、当初は戦闘機や迎撃ミサイルの煙が飛び交い、遠方の岸辺で爆発の火柱が上がるのが日常的に見えていたと振り返り、時間の経過とともに爆発音は減り、恐怖は薄れたものの、代わって食料と淡水の供給が新たな懸念となっていると指摘した。
さらに、船上では淡水の使用が厳しく制限されており、入浴は数日に一度しかできない状況だと明かした。当面の食料については会社が沿岸部と調整して小型船で補給物資を届けたことで確保されたものの、淡水については節約を続けてもあと約2カ月分しかないという。
記事は、船内にはWi-Fiがあり会社がデータ通信量を提供しているため、外部との連絡はおおむね確保されていると紹介。蒋さんの家族が毎日安否を確認する連絡を寄せていることに触れた。
船内では運動や娯楽で気を紛らわせる日々が続く中、蒋さんは「一日も早くここを出て、帰国して休みを取りたい」と語ったという。
記事はまた、AP通信の報道を引用する形で、仲介者が米国とイランの暫定停戦延長に向けた調整を進めており、4月22日に期限を迎える停戦の延長について双方が「原則合意」に達したことを併せて紹介した。(編集・翻訳/川尻)











