中国地質調査局はこのほど、過去20年間にわたる中国東部海域における海洋地質調査により作成した詳細な「海底元素マップ」である「中国東部海域堆積物地球化学図集」を発表しました。この成果は、海岸帯および海域の空間計画、生態環境保護、資源探査などの作業にとっての精密なデータの裏付けを提供するものです。
中国の東部海域は渤海、黄海、東海などを含み、ユーラシア大陸と太平洋が接続する重要な海域です。海底に堆積した土砂や生物の遺骸は、場合によっては「億年規模」の年数にわたる大陸の移動、気候変動、河川の流路変更などの情報を忠実に記録した、分厚い「海底の日記」のようなものです。
研究チームは表層堆積物の実測と人工知能(AI)の機械学習などの手法を通じて、東部海域の堆積物について陸域から海域までに至る全過程の地球化学的解析を実施しました。この作業は海底に対して全面的な「元素健康診断」を行ったことに相当します。
中国地質調査局の研究員は、今回作成された図集を活用することで、汚染区域や生態学的にデリケートな状態にある区域を迅速に特定でき、海洋生態保護のレッドライン(最も厳格な保護区域)を設定し、海洋汚染やリスクの管理と統制が可能になると説明しました。(提供/CGTN Japanese)











