2026年4月19日、韓国メディア・毎日経済は「仁川(インチョン)国際空港が世界第3位の優良空港と評価されたが、日本や中国など周辺国の追撃が強まっている」と伝えた。

国際空港評議会(ACI)の集計結果(速報値)によると、昨年、仁川空港は国際旅客数7355万人、国際貨物291万トンを処理し、世界3位となった。

記事は「01年3月の開港以来、売上高は年平均8%増加しており、4回にわたる施設拡張費18兆ウォンのうち82%を調達できるほどの優良公企業に成長した」と伝えた。

ただ、業界では「仁川空港が今のような競争優位を維持するには、日中など周辺国の追撃に備える必要がある」との声が上がっているという。

仁川空港は24年11月に第2旅客ターミナルの拡張など4段階事業を無事に終え、世界3位の旅客処理基盤(1億600万人)を備えた。記事は「周辺国の乗り換え需要を吸収し、北東アジアハブ空港としての地位を強化した」として、米デルタ航空がアジアのハブを日本の成田国際空港から仁川空港に移したことなどを例に挙げている。

仁川空港が急浮上する一方で、成田空港の国際旅客処理は世界16位に転落し、中国・北京首都国際空港は62位、上海浦東国際空港は33位にとどまった。

記事は、「成田空港は現在、施設を拡張している」と言及。「29年に完工すれば、年間30万回水準の発着枠が50万回に増え、仁川空港の83%に迫ることになる。特に滑走路の間隔が広く、航空機3機が同時に離着陸可能だ。仁川空港の場合は滑走路を4つ保有するが、離隔距離が十分でないため、同時に離着陸できるのは2機までとなっている」とした。

また、「中国は24年に北京、上海、広州の3カ所を国際ハブに、7カ所を地域連結ハブに、多数の空港を地域拠点・貨物ハブに、それぞれ拡張する計画を発表している。そのほか、香港国際空港は第2ターミナルのオープンを来月に控えている。シンガポールのチャンギ空港は昨年、第5ターミナルに着工した。

アラブ首長国連邦(UAE)はドバイの南に年間2億6000万人を処理するアル・マクトゥーム国際空港を建設しており、40年以降、超大型ハブ空港に跳躍させる計画だ」と伝えた。

専門家は「競争で後れを取った空港はフィーダー空港に転落する。英国のロンドン・ヒースロー空港が適期のインフラ拡張に失敗し、10年代に仏パリ・シャルル・ド・ゴール空港などに主導権を明け渡したことを反面教師として、仁川空港の5回目の施設拡張を急ぐ必要がある」と話しているという。

現在、政府は仁川国際空港公社と空港運営2機関の統合を進めており、反発の声も強まっている。この記事にも韓国のネットユーザーから「世界のどの空港にも負けないトップ空港に発展できるよう、投資を持続する必要がある。『みんな一緒に発展しましょう』なんてやってると、みんなそろって後退する」「こんな大事な時期に統廃合だとか騒いで仁川空港の足を引っ張るな。統合で仁川の競争力が落ちて得をするのは日中だけだぞ」「他国はハブ空港を別途管理してるのに、韓国は逆行しようとしている。統合して得することなんてないだろ」「仁川空港は世界的な空港、韓国の国家資産だ」といった意見が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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