中国メディアの環球時報は13日、「韓国で中華料理に夢中になる若者が増えている」と伝える韓国・コリアタイムズの記事を紹介した。
記事によると、ある火曜日の夜、ソウルの繁華街・明洞にある焼き魚店は夕食のピーク前から客でいっぱいになっていた。
また、店内では「中国語で注文、韓国語で返事」というやりとりも見られ、こうした独特の雰囲気は今やソウルの中華料理店が集まるエリアでなじみの光景になりつつある。このような場面は数年前まで限られた一部の地域でしか見られなかった。今、ソウル各地の中華料理店は大勢の客でにぎわっており、その中心となっているのは20~30代の若者だ。中華料理はすでに若者らの日常の一部であり、彼らは気軽に店に足を運んでいる。
中華料理に対するこうした「親しみ」への道は独特の体験が始まりだった。大勢の若者にとって入り口となったのは辛さとしびれが特徴の中国四川の味付け「麻辣(マーラー)」だが、当初、韓国の消費者にはなじみがなく、受け入れがたささえ感じられていた。
その後、この状況を変えたのが麻辣湯(マーラータン)と糖葫蘆(タンフールー、果物の飴がけ)の二大ブームだ。どちらも味の濃さと注目を集める外観を備え、SNSでのシェアにもうってつけだった。さらに、中国の茶飲料ブランドも相次いで韓国市場に進出し、人々の日常生活に徐々に溶け込んでいる。
韓国のデータによると、昨年の中華料理店の年平均売上高は3億430万ウォン(約3300万円)で、和食、洋食、韓国料理店を上回った。
これらのデータは中国グルメが多くの韓国人の食事の主流になっていることを示しているが、こうした変化は市場要因以上に「生活体験」という、より個人的なものにさかのぼることができる。近年、韓国では中国旅行に行く若者が増えており、現地での食の体験はこれまで遠い存在に思えた料理を身近なものに変えている。帰国後、中華料理店に対する見方も変わり、味や価格、食事全体の体験がより重視されている。
この「体験」は中華料理の魅力の重要な要素となっており、例えば食材やたれ、食事のペースを客側が決める火鍋のような「参加型」スタイルは韓国の若者の食事スタイルと非常に相性が良いという。(翻訳・編集/野谷)











