2026年4月12日、韓国メディア・国民日報は、韓国の国際的な地位向上や海外旅行者の増加に伴い、世界各地で韓国人を標的にした犯罪が相次いでいると報じた。

記事によると、ドイツ・ベルリンで先月、結婚を控えた韓国人男性が10代の少年5人組から突然殴打され、顔に催涙スプレーをかけられるという事件が発生した。

また、ポルトガルのポルトでは、強盗に遭い所持品をすべて奪われる被害も報告されている。こうした被害は東南アジアのみならず、欧州など世界各地に広がっているという。

韓国文化体育観光部の統計では、昨年の海外旅行者数は2955万177人に達し、パンデミック前の19年を上回って過去最高を記録した。これに比例するように、外交部が受理した海外での韓国人の犯罪被害件数も、24年には1万7283件に達し、増加傾向にある。未申告のケースを含めれば、実際の規模はさらに大きいとみられている。

記事は、「こうした背景にはBTSをはじめとするK-POPの世界的ヒットによる韓流ブームも一因となっている」との専門家の見方を紹介。韓国の国際的地位が高まり、「韓国人は裕福で高価なデジタル機器を持っている」という先進国のイメージが定着したことが、犯罪者に狙われる要因になっているとした。

一方で、「海外での犯罪被害は現地の捜査や賠償が難しく、外交部の支援も弁護士や通訳の案内など限定的であるのが実情」とし、「そのため、ネット上のコミュニティーでは、国別の防犯対策が多く共有されている」と伝えた。

これについて韓国のネットユーザーからは、「BTSのおかげで有名になったのはいいが、その分カモだと思われている」「昔は日本人が狙われていたが、今は韓国人がターゲットになっている」「海外でスマホをテーブルに置くのは、持って行ってくださいと言っているようなもの」「確かに韓国人は、高価なスマホやカメラを普通に持ち歩いているから、標的になりそう」「国の知名度が上がった分、安全に対する警戒心も高める必要がある」「金持ちなのはBTSだけなのに」などの声が上がった。

また、「現地の警察などがもっと積極的に動いてほしい」「外交的な力をもっと発揮してほしい」「海外は基本危ないと思って行くべき」「個人の注意だけでは限界がある」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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