米国・イスラエルとイランの軍事衝突の余波がスイスの時計産業にも及んでいます。4月14~20日にかけて、スイスのジュネーブで開催されている世界最大級の時計見本市「ウオッチズ&ワンダーズ・ジュネーブ2026」には、ロレックス、パテック・フィリップ、カルティエなど60余りの国際的な時計ブランドが出展しています。

中東地域はスイスにとって時計の主な輸出先の一つであり、中東市場への年間輸出額はスイスの時計輸出総額の約10%を占めています。しかし業界関係者によると、米国・イスラエルとイランの軍事衝突により、中東市場は深刻な打撃を受け、時計の販売にも深刻な悪影響が出ているとのことです。例えばアラブ首長国連邦(UAE)では、海外からの観光客がスイス製時計の主力消費層ですが、戦争により観光客の数が急激に減少しているため、ドバイ国際空港の免税店も観光地内にある時計専門店も売上高が大幅に下落しています。

スイス時計協会(FH)によると、3月のスイス時計の輸出関連の数字は厳しい状況であり、中東での軍事衝突がスイスの時計輸出に大きな打撃を与えており、業界が直面している最悪の要因は不確実性とのことです。

アナリストは、スイスの時計業界の輸出額がここ2年連続で減少しており、貴金属価格の急騰や米国による追加関税などの影響が重なって業界全体がすでに大きな試練に直面していた中での中東地域の軍事衝突は、時計業界の将来性をいっそう悪化させたと懸念を示しました。(提供/CGTN Japanese)

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