17日の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比233.93ポイント(0.89%)安の26160.33ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が60.09ポイント(0.67%)安の8845.02ポイントと4日ぶりに反落した。売買代金は2380億4200万香港ドル(約4兆8417億円)となっている(16日は455億8780万香港ドル)。

 利益確定売りが先行する流れ。前日のハンセン指数は3日続伸し、2月27日以来、約1カ月半ぶりの高値を付けていた。一方、トランプ米大統領は16日、イランとの戦闘終結に向けた2回目の協議を週末に開く可能性について言及し、両国の恒久的な停戦に楽観的な見方を示している。中東情勢の改善期待が続いているとはいえ、状況が変動する不安もあり、リスクを回避するムードも漂った。
 ただ、下値は限定的。1~3月の中国GDP成長率が5.0%に上振れたことを引き続き材料視したほか、中国経済対策に対する期待感も支えとなった。中国国家発展改革委員会の王昌林・副主任は17日、2026~30年にかけた内需拡大戦略の具体的な実施計画を策定する方針を明らかにしている。指数は引けにかけて下げ幅をやや縮小させた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬関連の下げが目立つ。創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が5.9%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が4.2%安、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が3.9%安で引けた。
 産金セクターも安い。招金鉱業(1818/HK)が5.1%、霊宝黄金(3330/HK)が4.6%、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.2%、中国黄金国際資源(2099/HK)が2.6%ずつ下落した。

 消費セクターもさえない。ファストフードの百勝中国HD(9987/HK)が4.4%安、茶飲料の奈雪的茶HD(2150/HK)が3.6%安、ゴールドジュエリーの老鋪黄金(6181/HK)とフィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)がそろって3.5%安、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が3.4%安、養豚事業の牧原食品(2714/HK)が3.1%安で取引を終えた。
 半面、半導体セクターの一角は物色される。ASMPT(522/HK)が4.0%、蘇州納芯微電子(2676/HK)が3.4%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が2.5%、黒芝麻智能国際HD(2533/HK)が1.8%ずつ上昇した。
 本土マーケットは6日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.10%安の4051.43ポイントで取引を終了した。消費関連が安い。医薬、資源・素材、金融、公益、運輸なども売られた。半面、ハイテクは高い。不動産、インフラ関連の一角も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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