大阪国税局の20代の職員が調査中の納税者情報を何者かに漏えいさせてしまった問題。

 ”警察を名乗った男”と約2時間のやりとりは、いったいどんなものだったのでしょうか。

詳しい状況がわかりました。

私用携帯に「千葉県警の職員」を名乗る男から…

なぜ国税局職員は『納税者情報』を漏洩させてしまったのか? 2...の画像はこちら >>

 大阪国税局によりますと、4月13日、職員の私用の携帯電話に千葉県警の職員を名乗る男から、「捜査の過程で(この職員に)嫌疑がかかっている」との内容の電話がありました。

 その後、電話は捜査2課の刑事を名乗る男に代わります。新たな男はビデオ通話で警察手帳を見せたうえで、職業を聞いてきたといい、職員は「税務署」と回答してしまったのです。すると…

とある名前を挙げ「書類を送ってほしい」

 男は職員に対し、とある名前を挙げます。

 「この人物と関係が無いことを証明するために書類を送ってほしい」「事件との関係性があるか調べたいので、事案に関係性のあるものを見せて欲しい」などと業務に関係する書類を送るよう要求してきたということです。職員のとった行動は…

「計259件の情報」写真108枚をLINEで送信

なぜ国税局職員は『納税者情報』を漏洩させてしまったのか? 20代の大阪国税局職員と警察名乗る男 2時間やりとりの詳細は…
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 職員は、個人情報179件、法人情報80件の計259件の情報が記載された資料をスマホで写真を撮影。

 108枚にも及ぶ写真をLINEで送信したということです。その様子に同僚が気づいていました。

出張先の庁舎内で業務中に…不審に思った同僚が声掛け

 やり取りは出張先の庁舎内で、業務中におこなわれていました。職員が長時間の離席を繰り返していたため、不審に思った同僚が声を掛け、職員は電話をつないだまま相談したといいます。

 相手の電話番号を調べると、詐欺で使用されている電話番号と判明したため、電話を切り、千葉県警にも照会し、男が言っていたような事実はないことを確認したということです。

職員は聞き取りに対して…

「身の潔白を証明するために言いなりになってしまった」

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 職員は「いきなりフルネームを言われ、畳みかけるように事件の嫌疑がかけられていると言われ、警察手帳を画面越しに見せられて信用した。動揺して、身の潔白を証明するために、言いなりになってしまった」と話しているということです。

大阪国税局 二次被害防止のための注意の呼びかけ

 大阪国税局は、すでに大阪府警に被害届を提出していて、漏えいの対象となった納税者に対して、経緯の説明や謝罪、二次被害防止のための注意の呼びかけをおこなっているということです。

 大阪国税局は総務部長名で「信頼を損なう事案が発生したことは誠に遺憾、深くお詫び申し上げます。」とコメントしています。

(2026年4月17日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

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