21日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比2.95ポイント(0.07%)高の4085.08ポイントと小幅に続伸した。3月13日以来、約1カ月ぶりの高値水準を回復している。

 米イランの和平協議再開の見通しが投資家心理の支えとなる流れ。米国との協議に消極的だったイランの高官は20日、海外メディアのインタビューに対し、パキスタンで開催される戦闘終結に向けた再協議に出席することを検討していると答えた。一時停戦の期限が日本時間23日午前に迫る中、仲介国のパキスタンは第2回和平協議の準備に奔走している。そのほか、中国経済対策の期待感が続いていることもプラス材料だ。ただ、和平合意のハードルは高く、協議が難航するとの懸念もあり、上値は限定されている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、発電が高い。大唐国際発電(601991/SH)が3.8%、国電電力発展(600795/SH)が2.3%、国投電力(600886/SH)が1.9%、華能国際電力(600011/SH)が1.6%、華電国際電力(600027/SH)が1.5%ずつ上昇した。
 銀行株もしっかり。南京銀行(601009/SH)が2.1%高、中信銀行(601998/SH)が1.6%高、江蘇銀行(600919/SH)が1.5%高、重慶農村商業銀行(601077/SH)が1.4%高、中国建設銀行(601939/SH)が1.2%高で引けた。資源・素材株、不動産株、食品飲料株なども買われている。
 半面、ハイテク株はさえない。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が2.8%安、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)と携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)がそろって2.5%安、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)と光ファイバー・ケーブルの江蘇亨通光電(600487/SH)、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)がそろって1.8%安で取引を終えた。
ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、国産汎用プロセッサーの龍芯中科技術(ルーンソン・テクノロジー:688047/SH)が2.9%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.6%逆行安している。医薬株、保険・証券株、自動車株も売られた。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.28ポイント(0.10%)高の269.74ポイント、深センB株指数が2.90ポイント(0.24%)高の1189.89ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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