中国のSNS・小紅書(RED)に22日、「日本で10年生活しているけど、ますます話すのが怖くなってきている」との投稿があり、反響を呼んだ。

投稿者の女性は「日本で10年生活してきて、自分では(日本特有の)微妙で遠回しな表現にもだいぶ慣れたと思っていた。

普段から日本人の友人ともよく話すし、空気を読むこともそれなりにできているつもりだった。でも、今日のちょっとした出来事で心が折れかけた」とつづった。

女性によると、アパレルショップの店先できれいなワンピースを見かけ、気になっていたところ、同じワンピースを着た店員が近付いてきて「最近、とても人気があるんですよ」と声を掛けてきた。女性が「私は背が高くないので、あまり似合わないんじゃないかな」と伝えると、店員は「見た目は少し長めですけど、実際に着ると立体感が出てちょうどよく見えますよ。私も同じものを着ています」と言った。

そこで女性は何気なく「あ、あなたは背が高いからですね」とひと言。女性は「スタイルがいいから似合ってるという褒め言葉のつもりだった」というが、その言葉を聞いた店員の表情は一変。あからさまに白い目を向けると、そのまま立ち去ってしまったという。

女性は「本当に気まずくて、どうしていいか分からず苦笑いするしかなかった」とし、「どこがいけなかったのか、後から何度も考えた。日本人は背が高いと言われるのが嫌なのか。それとも、相手を直接的に評価すること自体が不快なのか。あるいは言い方の問題だったのか」と振り返った。

そして、「長く住んでいるのに、ふとした瞬間に、自分はまだこの国の文化や感情のロジックを理解できていないのだと気付かされる。こういう、『いつ地雷を踏むか分からない』という感覚があると、だんだん言葉を発するのが怖くなってくる」とつづった。

この投稿に、中国のネットユーザーからは500件を超えるコメントが寄せられており、「そんなに気にすることないよ。私は米国にいるけど、白い目で見られたら白い目で見返してやる」「もし中国なら、この店員はクレーム付けられてネットでボコボコにたたかれてる。日本では客側が反省しないといけないなんてね」「日本ってうつ病になりそう」「金を払う側が気を遣う必要なんてないよ」「結局、私たちはよそ者で、『空気を読む』なんて分からないのが普通」「海外にいるから無意識のうちに大げさにとらえてるんじゃないの?もし中国国内で同じことが起きたら、店員が誤解したんだなくらいにしか思わず、すぐに忘れることでしょ」といった声が寄せられた。

また、「日本人は背が高いって言われるのがあまり好きじゃないと思う。日本人はみんな背が低くてかわいらしい女性が好きだから」「背が高いって言われてうれしくないのは世界で日本人だけ」「日本の女性には『かわいい』って言っておけばだいたい間違いない」「次は『めっちゃ素敵です。お似合いです。かわいいです』って言えばいい。背が高いとか低いとか、スタイルの良し悪しを言うと地雷を踏むから」「こちらの言葉を相手が良いふうに受け取ってくれるとは限らない」といったコメントも見られた。

さらに、「日本では安易に他人を褒めない方がいい。たとえば、同僚を『香水いいにおいですね』って褒めたら、相手が不快な思いをさせていると思い込んで謝ってきたりする。

中国とか欧米の国なら普通に喜んでくれるけどね」「日本人はいつも相手の言葉を悪い方に考える。そして相手に誤解されないよう細心の注意を払っている。こういう環境だと消極的になっちゃうよね」「日本の会社の社長に『成長したね』って言われて笑顔で『でしょう!?』って言ったら、なんとも言えない表情された」「個人的な意見だけど、日本人と話す時は『話を続け』ないといけない感じがする。あなたは話を打ち切るようなことを言ってしまったんじゃないかな」といった見方も。

このほか、「私みたいに日本語が下手だと、逆にみんな優しいよ」「中国の店員は逆だなあ。この前、ショップで気に入った服があって、スタイルの良い店員も着ていたけど、彼女は自分から『あなたはもちろん、私みたいな感じにはならないわよ』って堂々と言ってきた」「あなたがおかしい。試着したいならすればいい。余計なことを考えすぎ。店員はもうあなたに商品の説明をしたんだし、彼女はあなたのカウンセラーじゃない」といったコメントも書き込まれていた。(翻訳・編集/北田)

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