キッコーマンは12日、2022年2月16日納品分から、醤油および豆乳の価格改定を実施すると発表した。原材料価格や物流費などの上昇を受け、醤油、豆乳ともに、14年ぶりに値上げに踏み切る。


コストアップに対しては、これまで製造コスト削減や物流合理化などの企業努力で吸収してきたが、近年、原材料価格や物流費などが上昇し、自社でのコスト削減努力だけでは吸収できない状況にあるため、価格改定を実施する。

キッコーマン食品は「キッコーマンしょうゆ(だししょうゆ含む)」164品目(家庭用75品目、加工・業務用89品目)を対象に、希望小売価格で約4~10%の値上げを実施する。

醤油の値上げは08年3月以来。「キッコーマンしょうゆ1L」の価格(抜き希望小売価格、以下同)は368円から388円への引き上げ、「キッコーマンいつでも新鮮しぼりたて生しょうゆ450㎖」の価格は280円から295円への引き上げとなる。

キッコーマンソイフーズは「キッコーマン豆乳」52品目(家庭用50品目、加工・業務用2品目)を対象に、希望小売価格で5~6%の値上げを実施する。豆乳の値上げは08年5月以来。
「キッコーマン調製豆乳1L」の価格は280円から295円への引き上げとなる。