テーブルマーク「BEYOND FREE」 “素材推し”に手応え 雑穀・玄米などメニュー拡充
武田淳一室長
 テーブルマークは、植物由来の冷凍ミールブランド「BEYOND FREE(ビヨンドフリー)」で雑穀・玄米・豆乳など素材を切り口とした商品展開に注力している。

 ECサイトでは「雑穀ライスバーガー」「ふんわりロールケーキ豆乳クリーム仕立て」「玄米ブレッド」などが売れ筋だ。
BEYOND FREE推進室の武田淳一室長は「“素材推し”の商品群に手応えを得ている。当社製品のこだわりはおいしさ。植物性の原料を主体とし、ヴィーガンやベジタリアンはもちろんのこと、健康を意識する幅広い方々のニーズに応えていきたい」と意気込む。

 23年にブランドを立ち上げて約3年が経過。前12月期はブランド総売上が前年比520%と大きく伸長し、26年度も第1四半期は当初計画を上回る販売ペースとなった。

 公式オンラインショップで着実にリピーターが増えたことに加え、Amazonや楽天など外部モールへの展開が始まった効果も大きい。あわせて業務用ルートの開拓がスタート。武田室長は「ホテル、レストラン、カフェのほか、一部メニューは乳・卵不使用が好感され幼稚園・保育園にも採用していただけた」と話す。

 ECサイト向けの「雑穀ライスバーガー」は昨年10月発売。5種の雑穀(もち麦、丸麦、発芽赤米、焙煎挽割大豆、発芽玄米)をブレンドしたライスバンズを使用。「てりやき味」「ビビンバ味」「ガパオライス味」「キーマカレー味」「きのこ生姜あん」の5品をラインアップする。

テーブルマーク「BEYOND FREE」 “素材推し”に手応...の画像はこちら >>
武田淳一室長

 武田室長は「売れ行きは順調。
雑穀を前面に打ち出したことや手軽な電子レンジ調理が支持されたとみている。当初ターゲットに想定した30~40代女性だけでなく、50~60代の購入も多い。各フレーバーを日替わりで楽しめる5種セットも人気」と販売動向を説明する。

 今年3月に新商品「雑穀うどん キヌア・赤米・黒米入り」(3食入り)を発売した。高食物繊維小麦粉を原材料に配合し、1食(180g)当たり食物繊維6.8gを摂取できる。冷凍うどんが主力のテーブルマークならではの技術も生かし、事前に実施した試食調査では実に98.2%が「おいしい」と回答した。

テーブルマーク「BEYOND FREE」 “素材推し”に手応え 雑穀・玄米などメニュー拡充
「雑穀うどん キヌア・赤米・黒米入り」
「雑穀うどん キヌア・赤米・黒米入り」

 「健康意識の高まりから一般家庭でサラダうどんなどの喫食が増えている。将来的にBEYOND FREEのシンボリックな商品にもなり得る」(武田室長)と期待を寄せる。

 業務用では「植物生まれのクロワッサン」が好評だ。乳・卵を使用せず、植物性の豆乳クリームバターや小麦、全粒粉でおいしさを追求。生地をていねいに折り重ねてサクサク食感にもこだわった。

 今春に「植物生まれの豆乳クリームカップケーキ」を新発売。
原材料に乳・卵・小麦粉不使用でも、ふわふわのスポンジを実現した。

 2品ともヴィーガン認証を取得。ホテルビュッフェや幼稚園・保育園などからの引き合いが多い。

 今後に向けて、武田室長は「植物由来から想起される様々なイメージを実装し、広いターゲットに届けられるように進化させたい。当面は素材を前面に押し出しながら、先入観を持たずにおいしく食べていただけるようにしたい」と展望する。

ソース
編集部おすすめ