パリ・サンジェルマン(PSG)は28日、チャンピオンズリーグ(CL)・準決勝ファーストレグでバイエルンを5-4で破った。試合後、PSGを率いるルイス・エンリケ監督が、UEFA(欧州サッカー連盟)を通して、試合を振り返った。


 大会2連覇を目指すPSGが、本拠地『パルク・デ・プランス』にバイエルンを迎えたゲームは、両チームの攻撃的な哲学がぶつかり合い、ハイレベルな乱戦が繰り広げられる。

 PSGは試合序盤の17分、イングランド代表FWハリー・ケインにPKを沈められ、1点ビハインドを強いられるも、24分にジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアがカットインから強烈な右足シュートを突き刺して同点に追いつくと、33分にはセットプレーからポルトガル代表MFジョアン・ネヴェスがヘディングシュートを沈め、逆転に成功。41分にはフランス代表FWミカエル・オリーズのゴールで再び同点となったが、前半アディショナルタイムには同代表FWウスマン・デンベレがPKで勝ち越しゴールを記録し、1点をリードして後半へ折り返す。

 後半に入った56分には、右サイドを攻略し、最後はクヴァラツヘリアが仕上げると、59分にはデンベレがニアサイドを撃ち抜き、リードを3点に広げる。だが、65分に同代表DFダヨ・ウパメカノ、68分にコロンビア代表FWルイス・ディアスのゴールを許し、最終的には5-4でタイムアップ。PSGがファーストレグを制し、1点のリードを持って敵地でのセカンドレグへ臨むこととなった。

 試合後、L・エンリケ監督は「本当に素晴らしい試合だった。両チームともに、信じられないほどのレベルでプレーしていた」との言葉で試合を振り返っただけでなく、「私は1キロも走っていないのに、とても疲れたよ」と本音も口にする。「この試合にはすべてが詰まっていた。攻守の波が激しく、一進一退の展開が続いた。選手たち、両チーム、そしてここにいるすべての人々に祝福を送りたい」と、ハイレベルなパフォーマンスを見せた両クラブへ賛辞を送った。

 準決勝セカンドレグは5月6日、バイエルンのホームで行われる。
PSGとしては、1点のアドバンテージを持って乗り込むアウェイゲームとなるが、L・エンリケ監督は「これほどまでに、個人としてもチームとしても才能に溢れたチームと対戦するのは、本当に難しいことだよ」と警戒を強める。「今日は結果的に4失点を喫した。改善すべき点はある。まずはリーグ・アンのことを考え、そして来週の試合に集中するつもりだ」と意気込んだ。

 加えて、L・エンリケ監督は「来週もまた同じような試合になるだろう」と、セカンドレグもファーストレグと類似した試合展開になると予想する。「この試合の後、スタッフに『来週は何点取らなければならないと思うか』と尋ねたところ、3得点という結論が出た」と明かし、あくまでもPSGは攻撃的な姿勢を貫くことを強調した。

 準決勝セカンドレグの開催地『フースバル・アレーナ・ミュンヘン』は、昨季のPSGが“ビッグイヤー”を掲げた地だ。「確かに、あのスタジアムには我々にとって多くの幸せな思い出があるね」とL・エンリケ監督は口にしたが、「とはいえ、次はスタジアムにバイエルンのサポーターがいる」と気を引き締め、「我々は今日と同じメンタリティで、勝つためにセカンドレグに向かう」と力を込めた。
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