◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人5―2西武(21日・東京ドーム)
圧巻の9球締めでR・マルティネス投手(28)が防御率0・00をキープした。最終回を2奪三振含む3者凡退で今季24セーブ&NPB通算190セーブ目。
展開にとらわれず流儀を貫いた。セーブシチュエーションの最大点差がついた5―2で登場。「3点差あっても『常に1点差』という思いで上がっている。『自分を過信しすぎない』と言い聞かせて投げる。それがこういう結果につながるポイント」。2試合、打者6人に対して貫禄の5K。23年の福田俊(日本ハム)に並ぶ歴代3位タイの開幕から29試合連続0封とした。
驚異的なのは、状態がやっと右肩上がりになり始めたこと。直球は常時150キロ台中盤でスライダー、スプリット、キレを増したチェンジアップも自在に操ってストライクを奪う。ブルペンでは「コレいいな」と軸になる球を日替わりセレクト。無失点記録についても「プレッシャーはない。