◆米大リーグ ドジャース―ナショナルズ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、本拠地・ナショナルズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、4打数無安打に終わって7試合、33打席連続本塁打なしとなった。ドジャースは1~4番の4人に5本塁打を浴びて完敗だった。
大谷は過去8打数4安打だった先発右腕・アービンに対し、初回先頭の1打席目は中飛。3回1死一塁の2打席目は空振り三振を喫した。1点を追う5回1死一塁の3打席目は見逃し三振。3点を追う7回2死走者なしの4打席目は2番手左腕・フェレールと対戦して遊ゴロに倒れた。
試合は先発のメイが両軍無得点の4回に2番ウッドに21号ソロ、3番ガルシアに7号ソロと2者連続本塁打を被弾。6回には4番のローに11号ソロを浴び、7回には2番手左腕のドライヤーが1番エイブラムズに11号2ランを浴びた。8回にはトリビノがローに2発目となる12号ソロを被弾。1~4番打者全員が本塁打を放つなど5本塁打を放ったドジャースはパヘス、スミス、T・ヘルナンデスがソロを放ったが打ち合いで敗れた。
大谷は16日(同17日)の本拠地・パドレス戦でエンゼルス時代の23年8月以来663日ぶりに投手復帰して1イニングを投げ、2安打1失点ながら最速100・2マイル(約161・3キロ)をマーク。2安打2打点で自らの黒星も消した。登板翌日からの5試合は、3試合が無安打に終わるなど19打数2安打の打率1割5厘。17日(同18日)に右太もも、19日(同20日)に右脇腹に死球を受けて今でも痛々しいあざが残る満身創痍(そうい)だが、中5日で復帰後2度目のマウンドに上がる。
ロバーツ監督は「私が思うに、ボールを追いかけすぎて苦しんでいた。それが登板したことと関係あるとは思わない。もっと投げていけば分かると思う」と話し、あすの登板については「先発して1回か、2回投げるか、まだ分からない」と話すにとどめた。