◆イースタン・リーグ オイシックス1―3巨人(22日・ハードオフ新潟)

 巨人のリチャード内野手(26)が22日、2戦連発となる逆方向弾を放った。イースタン・オイシックス戦に「4番・三塁」で先発。

初回2死三塁で元広島・薮田から左翼線へ先制適時二塁打を放つと、3回2死でも真ん中高めの直球を捉えて右翼席へ。21日の同戦で放った右中間への3ランに続く一発を「直球をああやって(逆方向に)打とうとしている。それが理想の形ではあるので」と振り返った。

 昨季までウエスタン・リーグで5年連続本塁打王に輝くなど長打力は折り紙付き。巨人移籍後は1軍で2本塁打を放ったが、打率9分5厘と確実性が課題だ。直球を逆方向に打ち返す意識を持つことで「(投球を)長く見られるか。そう見える形をいまつくっている」と説明。テーマを明確にして課題にアプローチする中で、2戦続けて結果が出た。

 収穫の一方、反省も残った。3、4打席目は低めの変化球に2打席連続空振り三振。「勝負してこない打席にはなると分かっていた。その中でどう打つかを考えていたら、ああいう形になった。

冷静にならないとな、と」。1軍で輝くために、悩みながら前進する。(小島 和之)

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