◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ヤクルト2―4オリックス(22日・神宮)

 オリックスの「交流戦3割コンビ」が共闘し、白星フィニッシュに導いた。まずは初回1死一、三塁。

杉本がカウント2―2から中村優の7球目を中前へ運び、先制適時打。「追い込まれていたので、なんとか食らいつこうと。たまたまいいところに飛んだのでよかった」と頬を緩めた。

 交流戦期間は、打率3割9分1厘で首位打者に輝いた22年のように快打を連発し、同3割3分3厘をマーク。「どんな感じで打ってる?」。好調なチームメートを捕まえてはアドバイスを求め、前日は4戦連続打点中だった西川に声を掛けた。「あまり振りすぎず、コンタクトを意識して」。授かった金言をすぐに実行し、5回にも左前打を放った。“指南役”の西川は、1―0の6回1死満塁から中前へ2点適時打。連続試合打点を5に伸ばし、交流戦は杉本に次いでチーム2位の打率3割2分8厘と力を発揮した。

 昨季は2割3分8厘でリーグ5位だったチーム打率は、67試合を終え、両リーグトップの2割6分2厘。「開幕してからずっと、みんなが打つので、僕もいい刺激をもらいながら。

もっと打てるようにしたい」と杉本。レギュラーシーズン再開後も、全員で打ちまくる。(南部 俊太)

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