◆米大リーグ ドジャース―ナショナルズ(22日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日午前5時10分開始予定)、本拠地・ナショナルズ戦のスタメンに「1番・投手、指名打者」で名を連ねた。16日(同17日)の本拠地・パドレス戦から中5日で復帰後2度目の登板。
大谷は16日(同17日)の本拠地・パドレス戦でエンゼルス時代の8月23日(同24日)、本拠地・レッズ戦以来663日ぶりに復帰登板。先頭から2者連続安打を浴びて中犠飛を許して先取点を献上したが、1回28球を2安打1失点でまとめた。三振は奪えなかったが、最速100・2マイル(約161・3キロ)をマーク。2安打2打点で同点打を放って自らの黒星も消し、試合後には「結果的にはイマイチでしたけど、自分の中でいいイメージを持って前進できる材料はいっぱいあったと思うのでいい一日だったと思います」と手応えを口にしていた。
登板翌日の17日(同18日)からも休むことなく5試合連続で打者として出場。だがなかなか調子は上向かず、19打数2安打の打率1割5厘で本塁打も出なかった。さらには17日(同18日)に右太もも、19日(同20日)に右脇腹に死球を受ける不運もあって、患部は青く痛々しかったが、予定通り中5日でマウンドに上がることになった。
借金13と苦しむナショナルズだが、怖い打者も並ぶ。前日21日(同22日)には1~4番の左打者4人で5本塁打。特に身長201センチで22歳の成長株ウッドは今季すでに21本塁打を放っている。さらにローはレンジャーズ所属時に対戦して2本塁打を浴びるなど19打数8安打の打率4割2分1厘と打ち込まれていた。
ナショナルズの先発はマイケル・ソロカ投手(27)。19年に13勝を挙げた実績を持つが、ホワイトソックスでプレーした昨季は0勝10敗とまさかの成績に終わった。今季はここまで9登板で3勝5敗、防御率5・06。大谷は昨季1打席で対戦したが四球だった。日米通算300号にも残り2本と迫っており、8試合ぶりの26号にも期待がかかる。
大谷はここまでチーム78試合のうち、真美子夫人の長女出産にともなう「父親リスト」入りで欠場した2試合を除く76試合に出場。リーグトップタイの25本塁打を放っている。レギュラーシーズン162試合に換算すると、51・9発ペース。前日終了時点で87安打(リーグ3位)、打率2割8分8厘(同12位)、44打点(同21位タイ)、OPS・996(同1位)、73得点(同1位)をマークしている。