◆米大リーグ ドジャース13―7ナショナルズ(22日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)、本拠地・ナショナルズ戦に「1番・投手、指名打者」で先発登板し、1回で18球を投げ、無安打無失点、2奪三振で降板した。最速は98・8マイル(約159・0キロ)だった。

打っては試合を決める走者一掃3点適時三塁打、ダメ押しの26号2ランを放つなど4打数2安打5打点と、投打で存在感を見せた。登板日の5打点は自己最多だ。

 前日21日(同22日)に5本塁打を放って調子を上げたナショナルズ打線との対戦。中5日で復帰後2度目のマウンドとなった。先頭のエイブラムズは初球の直球で一ゴロ。続く2番のウッドは高々上がったフライに打ち取ったかのように見えたが、遊撃手のベッツが落球して出塁を許した。1死一塁でガルシアからはスイーパーで空振り三振を奪って復帰後初三振。暴投で走者が進んだ2死二塁では、過去2本塁打を浴びているローからも低めの変化球で空振り三振を奪った。

 登板直後の1回裏先頭の1打席目は空振り三振。3回2死二塁の2打席目も空振り三振に倒れた。3点を追う6回無死二塁の3打席目は1度もバットを振ることなく4球連続ボールで四球。マンシーの逆転満弾でホームを踏んだ。

1点をリードした7回無死満塁では今季途中まで同僚だった右腕のルートスから一塁線を破る3点適時三塁打。全力疾走で三塁まで激走した。さらに8点リードの8回1死一塁では左中間へ8試合ぶりの26号2ラン。投打で圧巻だった。

 試合は両軍無得点の3回に、2番手右腕・カスペリアスが1死一、二塁で前日2本塁打のローに中堅左へ13号3ランを被弾。ドジャース打線は5回2死まで、ナショナルズ先発右腕・ソロカに無安打投球を許した。3点を追う6回にラッシングの左翼への二塁打、大谷の四球、フリーマンの死球で1死満塁のチャンスを作ると、この日4番に入ったマンシーが左翼席へ10号逆転満塁本塁打。試合を一気にひっくり返した。7回には大谷の走者一掃3点適時三塁打、マンシーの2打席連続11号3ランなどで7点を奪ってリードを8点に広げ、試合を決めた。

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