右肩手術からの復帰を目指し、60日間の負傷者リスト入りしているレッドソックスの吉田正尚外野手が、早ければ来月1日(日本時間2日)、3Aウースターの本拠地で行われるシラキュース戦で、リハビリ出場する見込みとなった。23日(日本時間24日)、地元ラジオの「WEEI」がXに敵地エンゼルス戦の前に行われたコーラ監督のメディア対応の様子を動画公開し、指揮官は「彼が来週リハビリ出場を始める可能性は大きい。

スローイングプログラムを含めたトレーニングを強化し、体の反応をみている。もう峠を越えたと思うし、もう少し強度を高めた上でリハビリ・アサインメントを始める」と明かした。

 「7・1」、右肩手術から9か月。待望のリハビリ・アサインメントに「GOサイン」が出る見込みとなった。リハビリ最終段階となるマイナーでの実戦が、来週にも始まる。3Aウースターは週明けの30日は試合がないため、順調なら7月1日の本拠ウースターでのシラキュース戦が、リハビリ・アサインメントの始動となりそうだ。

 野手のリハビリ調整期間は上限20日間。1日にリハビリ出場が開始した場合、球団は、来月21日の敵地でのフィリーズ戦には、現在60日間の負傷者リストに入っている吉田を、40人枠に戻すか、契約を解除しなければならない。春季キャンプで11試合に出場後、実戦から遠ざかっている吉田だが、フリー打撃では柵越を連発しており、実戦感覚さえ戻れば、20日間の猶予を前倒しして復帰する可能性もある。

 吉田は、2022年から5年総額9000万ドル(約130億円)で、レッドソックスと契約。今年がメジャー3年目。ディバースがDH転向した春季キャンプ以降、球団は「外野手としての復帰」を条件としていたが、ディバースのトレード放出で方針が一転。

DHの穴を埋めるバットが期待されている。

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